ステップ _9713

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ヨハネの黙示録 14:9-20

9 ほかの第の御使が彼ら続いてきて、大声で言った、「おおよそ、獣とその像とを拝み、や手刻印を受ける者は、

10 神の怒りの杯に混ぜものなしに盛られた、神の激しい怒りのぶどう酒を飲み、聖なる御使たちと小羊との前で、火と硫黄とで苦しめられる。

11 その苦しみの煙は世々限りなく立ちのぼり、そして、獣とその像とを拝む者、また、だれでもその名の刻印を受けている者は、昼も夜も休みが得られない。

12 ここに、神の戒めを守り、イエスを信じる信仰を持ちつづける聖徒の忍耐がある」。

13 またわたしは、天からの声がこう言うのを聞いた、「書きしるせ、『今から後、主にあって死ぬ死人はさいわいである』」。御霊も言う、「しかり、彼らはその労苦を解かれて休み、そのわざは彼らについていく」。

14 また見ていると、見よ、白い雲があって、その雲の上人の子のような者が座しており、頭は金の冠をいただき、手は鋭いかまを持っていた。

15 すると、もうひとりの御使が聖所から出てきて、雲の上座している者むかって大声で叫んだ、「かまを入れて刈り取りなさい。地の穀物は全く実り、刈り取るべきがきた」。

16 雲の上座している者は、そのかまを地投げ入れた。すると、地のものが刈り取られた。

17 また、もうひとりの御使が、天の聖所から出てきたが、彼もまた鋭いかまを持っていた。

18 さら、もうひとりの御使で、火を支配する権威を持っている者が、祭壇から出てきて、鋭いかまを持つ御使むかい、大声で言った、「その鋭いかまを地入れて、地のぶどうのふさを刈り集めなさい。ぶどうの実がすで熟しているから」。

19 そこで、御使はそのかまを地に投げ入れて、地のぶどうを刈り集め、神の激しい怒りの大きな酒ぶねに投げ込んだ。

20 そして、その酒ぶねが都の外で踏まれた。すると、血が酒ぶねから流れ出て、馬のくつわにとどくほどになり、一千百丁にわたってひろがった。

ヨハネの黙示録 15

1 またわたしは、天に大いなる驚くべきほかのしるしを見た。七人の御使が、最後の七つの災害を携えていた。これらの災害で神の激しい怒りがその頂点に達するのである。

2 またわたしは、火のまじったガラスの海のようなものを見た。そして、このガラスの海のそば、獣とその像とその名の数字とうち勝った人々が、神の立琴を手して立っているのを見た。

3 彼らは、神の僕モーセの歌と小羊の歌とを歌って言った、「全能者にして主なる神よ。あなたのみわざは、大いなる、また驚くべきものであります。万民の王よ、あなたの道は正しく、かつ真実であります。

4 主よ、あなたをおそれず、御名をほめたたえない者が、ありましょうか。あなただけが聖なるかたであり、あらゆる国民はきて、あなたを伏し拝むでしょう。あなたの正しいさばきが、あらわれるに至ったからであります」。

5 その後、わたしが見ていると、天にある、あかしの幕屋の聖所が開かれ、

6 その聖所から、七つの災害を携えている七人の御使が、汚れのない、光り輝く亜麻布を身にまとい、金の帯を胸にしめて、出てきた。

7 そして、四つの生き物の一つが、世々限りなく生きておられる神の激しい怒りの満ちた七つの金の鉢を、七人の御使に渡した。

8 すると、聖所は神の栄光とその力とから立ちのぼる煙で満たされ、七人の御使の七つの災害が終ってしまうまでは、だれも聖所にはいることができなかった。

ヨハネの黙示録 16

1 それから、大きな声が聖所から出て、七人の御使にむかい、「さあ行って、神の激しい怒りの七つの鉢を、地に傾けよ」と言うのを聞いた

2 そして、第一の者が出て行って、その鉢を地傾けた。すると、獣の刻印を持つ人々と、その像を拝む人々とのからだ、ひどい悪性のでき物ができた。

3 第二の者が、その鉢を海に傾けた。すると、海は死人の血のようになって、その中の生き物がみな死んでしまった。

4 の者がその鉢を川と水の源とに傾けた。すると、みな血になった。

5 それから、水をつかさどる御使がこう言うのを、聞いた、「今いまし、昔いませる聖なる者よ。このようにお定めになったあなたは、正しいかたであります。

6 聖徒と預言者との血を流した者たちに、血をお飲ませになりましたが、それは当然のことであります」。

7 わたしはまた祭壇がこう言うのを聞いた、「全能者にして主なる神よ。しかり、あなたのさばきは真実で、かつ正しいさばきであります」。

8 第四の者が、その鉢を太陽傾けた。すると、太陽は火で人々を焼くことを許された。

9 人々は、激しい炎熱で焼かれたが、これらの災害を支配する神の御名を汚し、悔い改めて神栄光を帰することをしなかった。

10 第五の者が、その鉢を獣の座傾けた。すると、獣の国は暗くなり、人々は苦痛のあまりをかみ、

11 その苦痛とでき物とのゆえに、天の神をのろった。そして、自分の行いを悔い改めなかった。

12 第六の者が、その鉢を大ユウフラテ川傾けた。すると、その水は、日の出る方から来る王たち対し道を備えるため、かれてしまった。

13 また見ると、龍の口から、獣の口から、にせ預言者の口から、かえるのような三つの汚れた霊が出てきた。

14 これらは、しるしを行う悪霊の霊であって、全世界の王たちのところに行き、彼らを召集したが、それは、全能なる神の大いなる日に、戦いをするためであった。

15 (見よ、わたしは盗人のように来る。のままで歩かないように、また、を見られないように、目をさまし着物を身に着けている者は、さいわいである。)

16 三つの霊は、ヘブル語でハルマゲドンという所に、王たちを召集した。

17 第七の者が、その鉢を中に傾けた。すると、大きな声が聖所の中から、御座から出て、「事はすでに成った」と言った。

18 すると、いなずまと、もろもろの声と、鳴とが起り、また激しい地震があった。それは人間が地上あらわれて以来、かつてなかったようなもので、それほど激しい地震であった。

19 大いなる都はつに裂かれ、諸国民の々は倒れた。神は大いなるバビロンを思い起し、これに神の激しい怒りのぶどう酒の杯を与えられた。

20 島々はみな逃げ去り、山々は見えなくなった。

21 また一タラントの重さほどの大きなが、天から人々の上降ってきた。人々は、このの災害のゆえ神をのろった。その災害が、非常大きかったからである。

ヨハネの黙示録 17

1 それから、七つの鉢を持つ七人の御使のひとりがきて、わたし語って言った、「さあ、きなさい。多くのの上すわっている大淫婦対するさばきを、見せよう。

2 地の王たちはこの女と姦淫を行い、地に住む人々はこの女の姦淫のぶどう酒に酔いしれている」。

3 御使は、わたしを御霊感じたまま、荒野へ連れて行った。わたしは、そこでひとりの女がい獣乗っているのを見た。その獣は神を汚すかずかずの名でおおわれ、また、それ七つの頭十の角とがあった。

4 この女は紫と赤の衣をまとい、金と宝石と真珠とで身を飾り、憎むべきものと自分の姦淫の汚れとで満ちている金の杯を手に持ち、

5 そのは、一つの名がしるされていた。それは奥義であって、「大いなるバビロン、淫婦どもと地の憎むべきものらとの母」というのであった。

6 わたしは、この女が聖徒の血とイエスの証人の血に酔いしれているのを見た。

7 すると、御使はわたしに言った、「なぜそんなに驚くのか。この女の奥義と、女を乗せている七つの頭十の角のある獣の奥義とを、話してあげよう。

8 あなたの見た獣は、昔はいたが、今はおらず、そして、やがて底知れぬ所から上ってきて、ついは滅び至るものである。地住む者のうち、世の初めからいのちの書名をしるされていない者たちは、この獣が、昔はいたが今はおらず、やがて来るのを見て、驚きあやしむであろう。

9 ここ、知恵のある心が必要である。七つの頭は、この女のすわっている七つの山であり、また、七人の王のことである。

10 そのうちの五人はすでに倒れ、ひとりは今おり、もうひとりは、まだきていない。それが来れば、しばらくの間だけおることになっている。

11 昔はいたが今はいないという獣は、すなわち第八のものであるが、またそれは、かの七人の中のひとりであって、ついには滅びに至るものである。

12 あなたの見た十の角は、人の王のことであって、彼らはまだ国を受けてはいないが、獣と共に、一だけ王としての権威を受ける。

13 彼らは心をひとつにしている。そして、自分たちのと権威とを獣に与える。

14 彼らは小羊に戦いをいどんでくるが、小羊は、主の主、王の王であるから、彼らにうち勝つ。また、小羊と共にいる召された、選ばれた、忠実な者たちも、勝利を得る」。

15 御使はまた、わたしに言った、「あなたの見た水、すなわち、淫婦のすわっている所は、あらゆる民族、群衆、国民、国語である。

16 あなたの見た十の角と獣とは、この淫婦を憎み、みじめな者し、し、彼女の肉を食い、火で焼き尽すであろう。

17 神は、御言が成就する時まで、彼らの心の中に、御旨を行い、思いをひとつにし、彼らの支配権を獣に与える思いを持つようにされたからである。

18 あなたの見たかの女は、地の王たちを支配する大いなる都のことである」。

ヨハネの黙示録 18

1 この後、わたしは、もうひとりの御使が、大いなる権威を持って、天から降りて来るのを見た。地は彼の栄光によって明るくされた。

2 彼は強い声で叫んで言った、「倒れた、大いなるバビロンは倒れた。そして、それは悪魔の住む所、あらゆる汚れた霊の巣くつ、また、あらゆる汚れた憎むべき鳥の巣くつとなった。

3 すべての国民は、彼女の姦淫に対する激しい怒りのぶどう酒を飲み、地の王たちは彼女と姦淫を行い、地上の商人たちは、彼女の極度のぜいたくによってを得たからである」。

4 わたしはまた、もうひとつの声が天から出るのを聞いた、「わたしの民よ。彼女から離れ去って、その罪にあずからないようにし、その災害に巻き込まれないようにせよ。

5 彼女の罪は積り積って天に達しており、神はその不義の行いを覚えておられる。

6 彼女がしたとおりに彼女にし返し、そのしわざに応じて二倍に報復をし、彼女が混ぜて入れた杯の中に、その倍の量を、入れてやれ。

7 彼女が自ら高ぶり、ぜいたくをほしいままにしたので、それに対して、同じほどの苦しみと悲しみとを味わわせてやれ。彼女は心の中で『わたしは女王の位についている者であって、やもめではないのだから、悲しみを知らない』と言っている。

8 それゆえ、さまざまの災害が、死と悲しみとききんとが、一日のうちに彼女を襲い、そして、彼女は火で焼かれてしまう。彼女をさばく主なる神は、力強いかたなのである。

9 彼女と姦淫を行い、ぜいたくをほしいまましていた地の王たちは、彼女が焼かれる火の煙を見て、彼女のため胸を打って泣き悲しみ、

10 彼女の苦しみに恐れいだき、遠くに立って言うであろう、『ああ、わざわいだ、大いなる都、不落の都、バビロンは、わざわいだ。おまえに対するさばきは、一瞬にしてきた』。

11 また、地の商人たちも彼女のため泣き悲しむ。もはや、彼らの商品を買う者が、ひとりもないからである。

12 その商品は、金、銀、宝石、真珠、麻布、紫布、絹、緋布、各種の香木、各種の象牙細工、高価な木材、銅、鉄、大理石などの器、

13 肉桂、香料、香、におい乳香、ぶどう酒、オリブ、麦粉、麦、牛、羊、馬、車、奴隷、そして人身などである。

14 おまえの心の喜びであったくだものはなくなり、あらゆるはでな、はなやかな物はおまえから消え去った。それらのものはもはや見られない。

15 これらの品々を売って、彼女からを得た商人は、彼女の苦しみに恐れをいだいて遠くに立ち、泣き悲しんで言う、

16 『ああ、わざわいだ、麻布と紫布と緋布まとい、金や宝石や真珠で身飾っていた大いなる都は、わざわいだ。

17 これほどのが、一瞬して無帰してしまうとは』。また、すべての船長、航海者、水夫、すべて海で働いている人たちは、遠く立ち、

18 彼女が焼かれる火のを見て、叫んで言う、『これほどの大いなる都は、どこにあろう』。

19 彼らは頭ちりかぶり、泣き悲しんで叫ぶ、『ああ、わざわいだ、この大いなる都は、わざわいだ。そのおごりによって、海持つすべての人が得ていたの、この都も一瞬して無帰してしまった』。

20 天よ、聖徒たちよ、使徒たちよ、預言者たちよ。この都ついて大い喜べ。神は、あなたがたのため、この都をさばかれたのである」。

21 すると、ひとりの力強い御使が、大きなひきうすのようなを持ちあげ、それを海に投げ込んで言った、「大いなる都バビロンは、このように激しく打ち倒され、そして、全く姿を消してしまう。

22 また、おまえの中では、立琴をひく者、歌を歌う者、笛を吹く者、ラッパを吹き鳴らす者の楽の音は全く聞かれず、あらゆる仕事の職人たちも全く姿を消し、また、ひきうすの音も、全く聞かれない。

23 また、おまえの中では、あかりもともされず、花婿花嫁の声も聞かれない。というのは、おまえの商人たちは地上で勢力を張る者となり、すべての国民はおまえのまじないでだまされ、

24 また、預言者や聖徒の血、さら、地上で殺されたすべての者の血が、この都で流されたからである」。

ヨハネの黙示録 19

1 この後、わたしは天の大群衆が大声で唱えるような声を聞いた、「ハレルヤ、救と栄光と力とは、われらの神のものであり、

2 そのさばきは、真実で正しい。神は、姦淫で地を汚した大淫婦をさばき、神の僕たちの血の報復を彼女になさったからである」。

3 再び声があって、「ハレルヤ、彼女が焼かれる火の煙は、世々限りなく立ちのぼる」と言った。

4 すると、二十四人の長老と四つの生き物とがひれ伏し、御座います神を拝して言った、「アァメン、ハレルヤ」。

5 その時、御座から声が出て言った、「すべての神の僕たちよ、神をおそれる者たちよ。小さき者も大いなる者も、共に、われらの神をさんびせよ」。

6 わたしはまた、大群衆の声、多くの水の音、また激しい鳴のようなものを聞いた。それはこう言った、「ハレルヤ全能者にして主なるわれらの神は、王なる支配者であられる。

7 わたしたちは喜び楽しみ、神をあがめまつろう。小羊の婚姻の時がきて、花嫁はその用意をしたからである。

8 彼女は、光り輝く、汚れのない麻布の衣を着ることを許された。この麻布の衣は、聖徒たちの正しい行いである」。

9 それから、御使はわたしに言った、「書きしるせ。小羊の婚宴に招かれた者は、さいわいである」。またわたしに言った、「これらは、神の真実の言葉である」。

10 そこで、わたしは彼の足もとにひれ伏して、彼を拝そうとした。すると、彼は言った、「そのようなことをしてはいけない。わたしは、あなたと同じ僕仲間であり、またイエスのあかしびとであるあなたの兄弟たちと同じ僕仲間である。ただ神だけを拝しなさい。イエスのあかしは、すなわち預言の霊である」。

11 またわたしが見ていると、天が開かれ、見よ、そこ白い馬がいた。それ乗っているかたは、「忠実で真実な者」と呼ばれ、義よってさばき、また、戦うかたである。

12 その目は燃える炎であり、その頭は多くの冠があった。また、彼以外はだれも知らない名がその身しるされていた。

13 彼は血染めの衣をまとい、その名は「神の」と呼ばれた。

14 そして、天の軍勢が、純白で、汚れのない麻布の衣を着て、白い乗り、彼従った。

15 その口からは、諸国民を打つために、鋭いつるぎが出ていた。彼は、鉄のつえをもって諸国民を治め、また、全能者なる神の激しい怒りの酒ぶねを踏む。

16 その着物も、そのももも、「王の王、主の主」という名がしるされていた。

17 また見ていると、ひとりの御使が太陽の中に立っていた。彼は、中空を飛んでいるすべての鳥にむかって、大声で叫んだ、「さあ、神の大宴会に集まってこい。

18 そして、王たちの肉、将軍の肉、勇者の肉、馬の肉、馬乗っている者の肉、また、すべての自由人と奴隷との肉、小さき者と大いなる者との肉をくらえ」。

19 なお見ていると、獣と地の王たちと彼らの軍勢とが集まり、馬乗っているかたとその軍勢と対して、戦いをいどんだ。

20 しかし、獣は捕えられ、また、この獣の前でしるしを行って、獣の刻印を受けた者とその像を拝む者とを惑わしたにせ預言者も、獣と共に捕えられた。そして、この両者とも、生きながら、硫黄の燃えている火の池に投げ込まれた。

21 それ以外の者たちは、馬乗っておられるかたの口から出るつるぎで切り殺され、その肉を、すべての鳥が飽きるまで食べた。

ヨハネの黙示録 20

1 またわたしが見ていると、ひとりの御使が、底知れぬ所のかぎと大きな鎖とを手持って、天から降りてきた。

2 彼は、悪魔でありサタンである龍、すなわち、かの年を経たへびを捕えて千年の間つなぎおき、

3 そして、底知れぬ所に投げ込み、入口を閉じてその上に封印し、千年の期間が終るまで、諸国民を惑わすことがないようにしておいた。その後、しばらくの間だけ解放されることになっていた。

4 また見ていると、かず多くの座があり、その上人々がすわっていた。そして、彼らさばきの権が与えられていた。また、イエスのあかしをし神のを伝えたため首を切られた人々の霊がそこおり、また、獣をもその像をも拝まず、その刻印をや手受けることをしなかった人々がいた。彼らは生きかえって、キリストと共千年の間、支配した。

5 (それ以外の死人は、千年の期間が終るまで生きかえらなかった。)これが第一の復活である。

6 この第一の復活あずかる者は、さいわいな者であり、また聖なる者である。この人たち対しては、第二の死はなんのもない。彼らは神とキリストとの祭司となり、キリストと共千年の間、支配する。

7 千年の期間が終ると、サタンはその獄から解放される。

8 そして、出て行き、地の四方にいる諸国民、すなわちゴグ、マゴグを惑わし、彼らを戦いのために召集する。その数は、海の砂のように多い。

9 彼らは地上の広い所上ってきて、聖徒たちの陣営と愛されていた都とを包囲した。すると、天から火が下ってきて、彼らを焼き尽した。

10 そして、彼らを惑わした悪魔は、火と硫黄との池に投げ込まれた。そこには、獣もにせ預言者もいて、彼らは世々限りなく日夜、苦しめられるのである。

11 また見ていると、大きな白い御座があり、そこいますかたがあった。天も地も御顔の前から逃げ去って、あとかたもなくなった。

12 また、死んでいた者が、大いなる者も小さき者も共に、御座の前に立っているのが見えた。かずかずの書物が開かれたが、もう一つの書物が開かれた。これはいのちの書であった。死人はそのしわざに応じ、この書物に書かれていることにしたがって、さばかれた。

13 海はその中にいる死人を出し、死も黄泉もその中にいる死人を出し、そして、おのおのそのしわざに応じて、さばきを受けた。

14 それから、死も黄泉も火の池に投げ込まれた。この火の池が第二の死である。

15 このいのちの書に名がしるされていない者はみな、火の池に投げ込まれた。

ヨハネの黙示録 21

1 わたしはまた、新しい天と新しい地とを見た。先の天と地とは消え去り、海もなくなってしまった。

2 また、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために着飾った花嫁のように用意をととのえて、神のもとを出て、天から下って来るのを見た。

3 また、御座から大きな声が叫ぶのを聞いた、「見よ、神の幕屋が人と共にあり、神が人と共に住み、人は神の民となり、神自ら人と共にいまして、

4 人の目からを全くぬぐいとって下さる。もはや、死もなく、悲しみも、叫びも、痛みもない。先のものが、すでに過ぎ去ったからである」。

5 すると、御座いますかたが言われた、「見よ、わたしはすべてのものを新たする」。また言われた、「書きしるせ。これらの言葉は、信ずべきであり、まことである」。

6 そして、わたしに仰せられた、「事はすでに成った。わたしは、アルパでありオメガである。初めであり終りである。かわいている者には、いのちの水の泉から価なしに飲ませよう。

7 勝利を得る者は、これらのものを受け継ぐであろう。わたしは彼の神となり、彼はわたしの子となる。

8 しかし、おくびょうな者、信じない者、忌むべき者、人殺し、姦淫を行う者、まじないをする者、偶像を拝む者、すべて偽りを言う者には、火と硫黄の燃えている池が、彼らの受くべき報いである。これが第二の死である」。

9 最後の七つの災害が満ちている七つの鉢を持っていた七人の御使のひとりがきて、わたしに語って言った、「さあ、きなさい。小羊の妻なる花嫁を見せよう」。

10 この御使は、わたしを御霊に感じたまま、大きな高い山に連れて行き、聖都エルサレムが、神の栄光のうちに、神のみもとを出て天から下って来るのを見せてくれた。

11 その都の輝きは、高価な宝石のようであり、透明な碧玉のようであった。

12 それには大きな、高い城壁があって、十二の門があり、それらの門には、十二の御使がおり、イスラエルの子らの十二部族の名が、それに書いてあった。

13 東につの門、北につの門、南につの門、西つの門があった。

14 また都の城壁には十二の土台があり、それには小羊の十二使徒の十二の名が書いてあった。

15 わたしに語っていた者は、都とその門と城壁とを測るために、金の測りざおを持っていた。

16 都は方形であって、その長さと幅とは同じである。彼がその測りざおで都を測ると、一万二千丁であった。長さと幅と高さとは、いずれも同じである。

17 また城壁を測ると、百四十四キュビトであった。これは人間の、すなわち、御使の尺度によるのである。

18 城壁は碧玉で築かれ、都はすきとおったガラスのような純金で造られていた。

19 都の城壁の土台は、さまざまな宝石で飾られていた。第一の土台は碧玉、第二はサファイヤ、第はめのう、第四は緑玉、

20 第五は縞めのう、第六は赤めのう、第七はかんらん石、第八は緑柱石、第九は黄玉石、第十はひすい、第十一は青玉、第十二は紫水晶であった。

21 十二の門は十二の真珠であり、門はそれぞれ一つの真珠で造られ、都の大通りは、すきとおったガラスのような純金であった。

22 わたしは、この都の中には聖所を見なかった。全能者にして主なる神と小羊とが、その聖所なのである。

23 都は、日や月がそれを照す必要がない。神の栄光が都を明るくし、小羊が都のあかりだからである。

24 諸国民は都の光の中を歩き、地の王たちは、自分たちの光栄をそこに携えて来る。

25 都の門は、終日、閉ざされることはない。そこには夜がないからである。

26 人々は、諸国民の光栄とほまれとをそこに携えて来る。

27 しかし、汚れた者や、忌むべきこと及び偽りを行う者は、その中に決してはいれない。はいれる者は、小羊のいのちの書に名をしるされている者だけである。

ヨハネの黙示録 22

1 御使はまた、水晶のように輝いているいのちの水の川をわたしに見せてくれた。この川は、神と小羊との御座から出て、

2 都の大通りの中央を流れている。川の両側にはいのちの木があって、十二種の実を結び、その実は毎月みのり、その木のは諸国民をいやす。

3 のろわるべきものは、もはや何ひとつない。神と小羊との御座は都の中にあり、その僕たちは彼を礼拝し、

4 御顔を仰ぎ見るのである。彼らのは、御名がしるされている。

5 夜は、もはやない。あかりも太陽のも、いらない。主なる神が彼らを照し、そして、彼らは世々限りなく支配する。

6 彼はまた、わたしに言った、「これらの言葉は信ずべきであり、まことである。預言者たちのたましいの神なる主は、すぐにも起るべきことをその僕たちに示そうとして、御使をつかわされたのである。

7 見よ、わたしは、すぐに来る。この書の預言の言葉を守る者は、さいわいである」。

8 これらのことを見聞きした者は、このヨハネである。わたしが見聞きした時、それらのことを示してくれた御使の足もとにひれ伏して拝そうとすると、

9 彼は言った、「そのようなことをしてはいけない。わたしは、あなたや、あなたの兄弟である預言者たちや、この書の言葉を守る者たちと、同じ僕仲間である。ただ神だけを拝しなさい」。

10 またわたしに言った、「この書の預言の言葉を封じてはならない。時が近づいているからである。

11 不義な者はさらに不義を行い、汚れた者はさらに汚れたことを行い、義なる者はさらに義を行い、聖なる者はさらに聖なることを行うままにさせよ」。

12 「見よ、わたしはすぐに来る。報いを携えてきて、それぞれのしわざに応じて報いよう。

13 わたしはアルパであり、オメガである。最初の者であり、最後の者である。初めであり、終りである

14 いのちの木にあずかる特権を与えられ、また門をとおって都にはいるために、自分の着物を洗う者たちは、さいわいである。

15 犬ども、まじないをする者、姦淫を行う者、人殺し、偶像を拝む者、また、偽りを好みかつこれを行う者はみな、外に出されている。

16 わたしイエスは、使をつかわして、諸教会のために、これらのことをあなたがたにあかしした。わたしは、ダビデの若枝また子孫であり、輝く明けの明星である」。

17 御霊も花嫁も共に言った、「きたりませ」。また、聞く者も「きたりませ」と言いなさい。かわいている者はここに来るがよい。いのちの水がほしい者は、価なしにそれを受けるがよい。

18 この書の預言の言葉を聞くすべての人々に対して、わたしは警告する。もしこれに書き加える者があれば、神はその人に、この書に書かれている災害を加えられる。

19 また、もしこの預言の書の言葉をとり除く者があれば、神はその人の受くべき分を、この書に書かれているいのちの木と聖なる都から、とり除かれる。

20 これらのことをあかしするかたが仰せになる、「しかり、わたしはすぐに来る」。アァメン、主イエスよ、きたりませ。

21 主イエスの恵みが、一同の者と共にあるように。