ステップ _9713

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サムエル記下 17

1 時にアヒトペルはアブサロムに言った、「わたしに一万二の人を選び出させてください。わたしは立って、今ダビデのあとを追い、

2 彼が疲れが弱くなっているところを襲って、彼をあわてさせましょう。そして彼と共にいる民がみな逃げるとき、わたしは王ひとりを撃ち取り、

3 すべての民を花嫁がそののもとに帰るようにあなたに帰らせましょう。あなたが求めておられるのはただひとりの命だけですから、民はみな穏やかになるでしょう」。

4 この言葉はアブサロムとイスラエルのすべての長老の心にかなった。

5 そこでアブサロムは言った、「アルキびとホシャイをも呼びよせなさい。われわれは彼の言うことを聞きましょう」。

6 ホシャイがアブサロムのもとにきた時、アブサロムは彼に言った、「アヒトペルはこのように言った。われわれは彼の言葉のように行うべきか。いけないのであれば、言いなさい」。

7 ホシャイはアブサロムに言った、「このたびアヒトペルが授けた計りごとは良くありません」。

8 ホシャイはまた言った、「ごぞんじのように、あなたの父とその従者たちとは勇士です。その上彼らは、野で子を奪われた熊のように、ひどく怒っています。また、あなたの父はいくさびとですから、民と共に宿らないでしょう。

9 彼は今でも穴の中か、どこかほかの所にかくれています。もし民のうちの幾人かが手始めに倒れるならば、それを聞く者はだれでも、『アブサロムに従う民のうちに戦死者があった』と言うでしょう。

10 そうすれば、ししののようなのある勇ましい人であっても、恐れて消え去ってしまうでしょう。それはイスラエルのすべての人が、あなたの父の勇士であること、また彼と共にいる者が、勇ましい人々であることを知っているからです。

11 ところでわたしの計りごとは、イスラエルダンからベエルシバまで、べののように多くあなたのもとに集めて、あなたみずから戦いに臨むことです。

12 こうしてわれわれは彼の見つかる場所で彼を襲い、つゆが地におりるように彼の上に下る。そして彼および彼と共にいるすべての人をひとりも残さないでしょう。

13 もし彼がいずれかのに退くならば、全イスラエルはそのになわをかけ、われわれはそれを谷に引き倒して、そこに一つの小石も見られないようにするでしょう」。

14 アブサロムとイスラエルの人々はみな、「アルキびとホシャイの計りごとは、アヒトペルの計りごとよりもよい」と言った。それはがアブサロムに災を下そうとして、アヒトペルの良い計りごとを破ることを定められたからである。

15 そこでホシャイは祭司たち、ザドクとアビヤタルとに言った、「アヒトペルはアブサロムとイスラエルの長老たちのためにこういう計りごとをした。またわたしはこういう計りごとをした。

16 それゆえ、あなたがたはすみやかに人をつかわしてダビデに告げ、『今荒野の渡し場に宿らないで、必ず渡って行きなさい。さもないと王および共にいる民はみな、滅ぼされるでしょう』と言いなさい」。

17 時に、ヨナタンとアヒマアズはエンロゲルで待っていた。ひとりのつかえめが行って彼らに告げ、彼らは行ってダビデ王に告げるのが常であった。それは彼らがにはいるのを見られないようにするためである。

18 ところがひとりの若者が彼らを見てアブサロムに告げたので、彼らふたりは急いで去り、バホリムの、あるひとりの人のにきた。その人の庭に井戸があって、彼らはその中に下ったので、

19 女はおおいを取ってきて井戸の口の上にひろげ、麦をその上にまき散らした。それゆえその事は何も知れなかった。

20 アブサロムのしもべたちはその女のにきて言った、「アヒマアズとヨナタンはどこにいますか」。女は彼らに言った、「あの人々は小川を渡って行きました」。彼らは尋ねたが見当らなかったのでエルサレムに帰った。

21 彼らが去った、人々は井戸から上り、行ってダビデ王に告げた。すなわち彼らはダビデに言った、「立って、すみやかに川を渡りなさい。アヒトペルがあなたがたに対してこういう計りごとをしたからです」。

22 そこでダビデは立って、共にいるすべての民と一緒にヨルダンを渡った。夜明けには、ヨルダンを渡らない者はひとりもなかった。

23 アヒトペルは、自分の計りごとが行われないのを見て、ろばにくらを置き、立って自分のに行き、そのに帰った。そしての人に遺言してみずからくびれて死に、その父のに葬られた。

24 ダビデマハナイムにきた。またアブサロムは自分と共にいるイスラエルのすべての人々と一緒にヨルダンを渡った。

25 アブサロムはアマサをヨアブの代りにの長とした。アマサはかのナハシの娘でヨアブゼルヤの妹であるアビガルをめとったイシマエルびと、名はイトラという人のである。

26 そしてイスラエルとアブサロムはギレアデの地に陣取った。

27 ダビデマハナイムにきた時、アンモンの人々のうちのラバのナハシのショビと、ロ・デバルのアンミエルのマキル、およびロゲリムのギレアデびとバルジライは、

28 寝床と鉢、土器、小麦、大麦、粉、いり麦、豆、レンズ豆

29 蜜、凝乳、、乾酪をダビデおよび共にいる民が食べるために持ってきた。それは彼らが、「民は荒野飢え疲れかわいている」と思ったからである。

サムエル記下 18

1 さてダビデは自分と共にいる民を調べて、その上に人の長、人の長を立てた。

2 そしてダビデは民をつかわし、分の一をヨアブに、分の一をゼルヤのヨアブ兄弟アビシャイのに、分の一をガテびとイッタイのにあずけた。こうして王は民に言った、「わたしもまた必ずあなたがたと一緒に出ます」。

3 しかし民は言った、「あなたは出てはなりません。それはわれわれがどんなに逃げても、彼らはわれわれにをとめず、われわれの半ばが死んでも、われわれにをとめないからです。しかしあなたはわれわれの一万に等しいのです。それゆえあなたはの中からわれわれを助けてくださる方がよろしい」。

4 王は彼らに言った、「あなたがたの最も良いと思うことをわたしはしましょう」。こうして王はのかたわらに立ち、民は皆あるいは人、あるいは人となって出て行った。

5 王はヨアブ、アビシャイおよびイッタイに命じて、「わたしのため、若者アブサロムをおだやかに扱うように」と言った。王がアブサロムの事についてすべての長たちに命じている時、民は皆聞いていた。

6 こうして民はイスラエルに向かって野に出て行き、エフライムので戦ったが、

7 イスラエルの民はその所でダビデの家来たちのに敗れた。そのその所に戦死者が多く、二万に及んだ。

8 そして戦いはあまねくその地のおもてに広がった。このの滅ぼした者は、つるぎの滅ぼした者よりも多かった。

9 さてアブサロムはダビデの家来たちに行き会った。その時アブサロムは騾馬に乗っていたが、騾馬は大きいかしの木の、茂った枝のを通ったので、アブサロムのがそのかしの木にかかって、彼は天地の間につりさがった。騾馬は彼を捨てて過ぎて行った。

10 ひとりの人がそれを見てヨアブに告げて言った、「わたしはアブサロムが、かしの木にかかっているのを見ました」。

11 ヨアブはそれを告げた人に言った、「あなたはそれを見たいうのか。それなら、どうしてあなたは彼をその所で、地に撃ち落さなかったのか。わたしはあなたにシケルと一筋を与えたであろうに」。

12 その人はヨアブに言った、「たといわたしのシケルを受けても、を出して王のに敵することはしません。王はわれわれが聞いているところで、あなたとアビシャイとイッタイに、『わたしのため若者アブサロムを保護せよ』と命じられたからです。

13 もしわたしがそむいて彼の命をそこなったのであれば、何事も王に隠れることはありませんから、あなたはみずから立ってわたしを責められたでしょう」。

14 そこで、ヨアブは「こうしてあなたと共にとどまってはおられない」と言って、手に筋の投げやりを取り、あのかしの木にかかって、なお生きているアブサロムの心臓にこれを突き通した。

15 ヨアブの武器を執る人の若者たちは取り巻いて、アブサロムを撃ち殺した。

16 こうしてヨアブがラッパを吹いたので、民はイスラエルのあとを追うことをやめて帰った。ヨアブが民を引きとめたからである。

17 人々はアブサロムを取って、の中の大きな穴に投げいれ、その上にひじょうに大きい塚を積み上げた。そしてイスラエルはみなおのおのその天幕に逃げ帰った。

18 さてアブサロムは生きている間に、王の自分のために一つの柱を建てた。それは彼が、「わたしは自分の名を伝えるがない」と思ったからである。彼はその柱に自分の名をつけた。その柱は今日までアブサロムの碑ととなえられている。

19 さてザドクのアヒマアズは言った、「わたしは走って行って、が王をから救い出されたおとずれを王に伝えましょう」。

20 ヨアブは彼に言った、「きょうは、おとずれを伝えてはならない。おとずれを伝えるのは、ほかのにしなさい。きょうは王のが死んだので、おとずれを伝えてはならない」。

21 ヨアブクシびとに言った、「行って、あなたの見た事を王に告げなさい」。クシびとはヨアブに礼をして走って行った。

22 ザドクのアヒマアズは重ねてヨアブに言った、「何事があろうとも、わたしにもクシびとのあとから走って行かせてください」。ヨアブは言った、「よ、おとずれの報いを得られないのに、どうしてあなたは走って行こうとするのか」。

23 彼は言った、「何事があろうとも、わたしは走って行きます」。ヨアブは彼に言った、「走って行きなさい」。そこでアヒマアズは低地の道を走って行き、クシびとを追い越した。

24 時にダビデつのの間にすわっていた。そして見張りの者が城壁屋根にのぼり、をあげて見ていると、ただひとりで走ってくる者があった。

25 見張りの者が呼ばわって王に告げたので、王は言った、「もしひとりならば、そのにおとずれがあるであろう」。その人は急いできて近づいた。

26 見張りの者は、ほかにまたひとり走ってくるのを見たので、門の方に呼ばわって言った、「見よ、ほかにただひとりで走って来る者があります」。王は言った、「彼もまたおとずれを持ってくるのだ」。

27 見張りの者は言った、「まっ先に走って来る人はザドクのアヒマアズのようです」。王は言った、「彼は良い人だ。良いおとずれを持ってくるであろう」。

28 時にアヒマアズは呼ばわって王に言った、「平安でいらせられますように」。そして王のに地にひれ伏して言った、「あなたのはほむべきかな。は王、わが君に敵してをあげた人々を引き渡されました」。

29 王は言った、「若者アブサロムは平安ですか」。アヒマアズは答えた、「ヨアブがしもべをつかわす時、わたしは大きな騒ぎを見ましたが、何事であったか知りません」。

30 王は言った、「わきへ行って、そこに立っていなさい」。彼はわきへ行って立った。

31 その時クシびとがきた。そしてそのクシびとは言った、「わが君、王が良いおとずれをお受けくださるよう。はきょう、すべてあなたに敵して立った者どものから、あなたを救い出されたのです」。

32 王はクシびとに言った、「若者アブサロムは平安ですか」。クシびとは答えた、「王、わが君の、およびすべてあなたにして立ち、をしようとする者は、あの若者のようになりますように」。

33 王はひじょうに悲しみ、の上のへやに上って泣いた。彼は行きながらこのように言った、「わがアブサロムよ。わが、わがアブサロムよ。ああ、わたしが代って死ねばよかったのに。アブサロム、わがよ、わがよ」。

サムエル記下 19

1 時にヨアブに告げる者があって、「見よ、王はアブサロムのために泣き悲しんでいる」と言った。

2 こうしてその勝利はすべての民の悲しみとなった。それはその、民が、「王はそののために悲しんでいる」と人の言うのを聞いたからである。

3 そして民はその戦いに逃げてじている民がひそかに、はいるように、ひそかににはいった。

4 王はをおおった。そして王は大声に叫んで、「わがアブサロムよ。アブサロム、わがよ、わがよ」と言った。

5 時にヨアブにはいり、王のもとにきて言った、「あなたは、きょう、あなたの命と、あなたのむすこ娘たちの命、およびあなたのたちの命と、めかけたちの命を救ったすべての来のをはずかしめられました。

6 それはあなたが自分を憎む者をし、自分を愛する者を憎まれるからです。あなたは、きょう、軍の長たちをも、しもべたちをも顧みないことを示されました。きょう、わたしは知りました。もし、アブサロムが生きていて、われわれが皆きょう死んでいたら、あなたのにかなったでしょう。

7 今立って出て行って、しもべたちにねんごろに語ってください。わたしはをさして誓います。もしあなたが出られないならば、今あなたと共にとどまる者はひとりもないでしょう。これはあなたが若い時から今までにこうむられたすべての災よりも、あなたにとって悪いでしょう」。

8 そこで王は立ってのうちの座についた。人々はすべての民に、「見よ、王はに座している」と告げたので、民はみな王のにきた。

9 そしてイスラエルのもろもろの部族の中で民はみな争って言った、「王はわれわれをの手から救い出し、またわれわれをペリシテびとの手から助け出された。しかし今はアブサロムのためにのそとに逃げておられる。

10 またわれわれが油を注いで、われわれの上に立てたアブサロムは戦いで死んだ。それであるのに、どうしてあなたがたは王を導きかえることについて、何をも言わないのか」。

11 ダビデ王は祭司たちザドクとアビヤタルとに人をつかわして言った、「ユダ長老たちに言いなさい、『全イスラエルの言葉が王に達したのに、どうしてあなたがたは王をそのに導きかえる最後の者となるのですか。

12 あなたがたはわたしの兄弟、わたしのです。それにどうして王を導きかえる最後の者となるのですか』。

13 またアマサに言いなさい、『あなたはわたしのではありませんか。これから後あなたをヨアブに代えて、わたしのの長とします。もしそうしないときは、が幾重にもわたしをしてくださるように』」。

14 こうしてダビデはユダのすべての人の心を、ひとりのように自分に傾けさせたので、彼らは王に、「どうぞあなたも、すべての家来たちも帰ってきてください」と言いおくった。

15 そこで王は帰ってきてヨルダンまで来ると、ユダの人々は王を迎えるためギルガルにきて、王にヨルダンを渡らせた。

16 バホリムのベニヤミンびと、ゲラのシメイは、急いでユダの人々と共に下ってきて、ダビデ王を迎えた。

17 人のベニヤミンびとが彼と共にいた。またサウルののしもべヂバもその十五人のむすこと、二十人のしもべを従えて、王のヨルダンに駆け下った。

18 そして王の族を渡し、王の心にかなうことをしようと渡し場を渡った。ゲラのシメイはヨルダンを渡ろうとする時、王のにひれ伏し、

19 王に言った、「どうぞわが君が、をわたしに帰しられないように。またわが君、王のエルサレムを出られたに、しもべがおこなった悪い事を思い出されないように。どうぞ王がそれをに留められないように。

20 しもべは自分が罪を犯したことを知っています。それゆえ、見よ、わたしはきょう、ヨセフの全のまっ先に下ってきて、わが、王を迎えるのです」。

21 ゼルヤのアビシャイは答えて言った、「シメイが油を注がれた者をのろったので、そのために殺されるべきではありませんか」。

22 ダビデは言った、「あなたがたゼルヤの子たちよ、あなたがたとなにのかかわりがあって、あなたがたはきょうわたしに敵対するのか。きょう、イスラエルのうちで人を殺して良かろうか。わたしが、きょうイスラエルの王となったことを、どうして自分で知らないことがあろうか」。

23 こうして王はシメイに、「あなたを殺さない」と言って、王は彼に誓った

24 サウルのメピボセテは下ってきて王を迎えた。彼は王が去ったから安らかに帰るまで、そのを飾らず、そのひげを整えず、またその着物を洗わなかった。

25 彼がエルサレムからきて王を迎えた時、王は彼に言った、「メピボセテよ、あなたはどうしてわたしと共に行かなかったのか」。

26 彼は答えた、「わが、王よ、わたしの家来がわたしを欺いたのです。しもべは彼に、『わたしのために、ろばにくらを置け。わたしはそれに乗って王と共に行く』と言ったのです。しもべは足なえだからです。

27 ところが彼はしもべのことをわが、王の前に、あしざまに言ったのです。しかし、わが、王は神の使のようでいらせられます。それで、あなたの良いと思われることをしてください。

28 わたしの父の全はわが、王のにはみな死んだ人にすぎないのに、あなたはしもべを、あなたの食卓で食事をする人々のうちに置かれました。わたしになんの権利があって、重ねて王に訴えることができましょう」。

29 王は彼に言った、「あなたはどうしてなおも自分のことを言うのですか。わたしは決めました。あなたとヂバとはその土地を分けなさい」。

30 メピボセテは王に言った、「わが、王が安らかにに帰られたのですから、彼にそれをみな取らせてください」。

31 さてギレアデびとバルジライはロゲリムから下ってきて、ヨルダンで王を見送るため、王と共にヨルダンに進んだ。

32 バルジライは、ひじょうに年老いた人で八十歳であった。彼はまた、ひじょうに裕福な人であったので、王がマハナイムにとどまっている間、王を養った。

33 王はバルジライに言った、「わたしと一緒に渡って行きなさい。わたしはエルサレムであなたをわたしと共におらせて養いましょう」。

34 バルジライは王に言った、「わたしは、なお何年いきながらえるので、王と共にエルサレムに上るのですか。

35 わたしは今日八十歳です。わたしに、良いこと悪いことがわきまえられるでしょうか。しもべは食べるもの、飲むものを味わうことができましょうか。わたしは歌う男や歌う女の声をまだ聞くことができましょうか。それであるのに、しもべはどうしてなおわが、王の重荷となってよろしいでしょうか。

36 しもべは王と共にヨルダンを渡って、ただ少し行きましょう。どうして王はこのような報いをわたしに報いられなければならないのでしょうか。

37 どうぞしもべを帰らせてください。わたしは自分ので、父の近くで死にます。ただし、あなたのしもべキムハムがここにおります。わが、王と共に彼を渡って行かせてください。またあなたが良いと思われる事を彼にしてください」。

38 王は答えた、「キムハムはわたしと共に渡って行かせます。わたしは、あなたが良いと思われる事を彼にしましょう。またあなたが望まれることはみな、あなたのためにいたします」。

39 こうして民はみなヨルダンを渡った。王は渡った時、バルジライに口づけして、祝福したので、彼は自分の家に帰っていった。

40 王はギルガルに進んだ。キムハムも彼と共に進んだ。ユダの民はみな王を送り、イスラエルの民の半ばもまたそうした。

41 さてイスラエルの人々はみな王の所にきて、王に言った、「われわれの兄弟であるユダの人々は、何ゆえにあなたを盗み去って、王とその族、およびダビデに伴っているすべての従者にヨルダンを渡らせたのですか」。

42 ユダの人々はみなイスラエルの人々に答えた、「王はわれわれの近親だからです。あなたがたはどうしてこの事で怒られるのですか。われわれが少しでも王の物を食べたことがありますか。王が何か賜物をわれわれに与えたことがありますか」。

43 イスラエルの人々はユダの人々に答えた、「われわれは王のうちに十の分を持っています。またダビデのうちにもわれわれはあなたがたよりも多くを持っています。それであるのに、どうしてあなたがたはわれわれを軽んじたのですか。われらの王を導き帰ろうと最初ったのはわれわれではないのですか」。しかしユダの人々の言葉イスラエルの人々の言葉よりも激しかった。