エゼキエル書 1

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1 三十五日に、わたしがケバルのほとりで、捕囚の人々のうちにいた時、天が開けて、神の幻を見た

2 これはエホヤキン王の捕え移された第五年であって、その月の五日に、

3 主の言葉がケバルのほとり、カルデヤびとの地でブジの祭司エゼキエルに臨み、主のがその所で彼の上にあった。

4 わたしが見ていると、見よ、激しいと大いなるから来て、その周囲に輝きがあり、たえずを吹き出していた。そのの中に青銅のように輝くものがあった。

5 またその中からつの生きものの形が出てきた。その様子はこうである。彼らは人の姿をもっていた。

6 おのおのつのをもち、またそのおのおのにつのがあった。

7 そのはまっすぐで、のうらは子牛のうらのようであり、みがいた青銅のように光っていた。

8 その方に、そのおのおのの翼の下に人のがあった。このつの者はみなをもち、

9 は互に連なり、行く時は回らずに、おのおのの向かうところにまっすぐに進んだ。

10 の形は、おのおのその前方に人のをもっていた。つの者は右の方に、ししのをもち、つの者は左の方に牛のをもち、またつの者は後ろの方に、わしのをもっていた。

11 彼らのはこのようであった。そのは高く伸ばされ、そのつは互に連なり、他のつをもってからだをおおっていた。

12 彼らはおのおのそのの向かうところへまっすぐに行き、霊の行くところへ彼らも行き、その行く時は回らない。

13 この生きもののうちには燃える炭ののようなものがあり、たいまつのように、生きものの中を行き来している。は輝いて、そのから、いなずまが出ていた。

14 生きものは、いなずまのひらめきのように速く行き来していた。

15 わたしが生きものを見ていると、生きもののかたわら、地の上に輪があった。つの生きものおのおのに、一つずつの輪である。

16 もろもろの輪の形と作りは、光る貴かんらん石のようである。つのものは同じ形で、その作りは、あたかも、輪の中に輪があるようである。

17 その行く時、彼らは方のいずれかに行き、行く時は回らない。

18 つの輪には輪縁と輻とがあり、その輪縁の周囲はをもって満たされていた。

19 生きものが行く時には、輪もそのかたわらに行き、生きものが地からあがる時は、輪もあがる。

20 霊の行く所には彼らも行き、輪は彼らに伴ってあがる。生きものの霊が輪の中にあるからである。

21 彼らが行く時は、これらも行き、彼らがとどまる時は、これらもとどまり、彼らが地からあがる時は、輪もまたこれらと共にあがる。生きものの霊が輪の中にあるからである。

22 生きもののの上に水晶のように輝く大空の形があって、彼らのの上に広がっている。、

23 大空下にはまっすぐに伸ばしたがあり、たがいに相連なり、生きものはおのおのつのをもって、からだをおおっている。

24 その行く時、わたしは大水の声、全能者の声のような翼の声を聞いた。その声の響きは大軍の声のようで、そのとどまる時はをたれる。

25 また彼らのの上の大空から声があった。彼らが立ちとどまる時はをおろした。

26 彼らのの上の大空の上に、サファイヤのような位の形があった。またその位の形の上に、人の姿のような形があった。

27 そしてその腰とみえる所の上の方にの形のような光る青銅の色のものが、これを囲んでいるのを見た。わたしはそのとみえる所の下の方に、のようなものを見た。そして彼のまわりに輝きがあった。

28 そのまわりにある輝きのさまは、雨のに起るにじのようであった。