5315. 「またパロは、ヨセフに言った」とは、自然的なものが、霊的なものの天的なものに根ざして感じた、さらなる感知を意味します。再三前述したように、〈みことば〉の歴史的物語の中での「言う」には、感知するという意味があります。同じく前述のように、「パロ」は、自然的なものを表象し、「ヨセフ」は、霊的なものの天的なものを表わします。霊的なものの天的なものに由来して、自然的なものが感じとった事実を指しています。自然的なものが感じ取るあらゆる感知は、みずから以上のものに依存すること、ここでは、自然的なものを越える〈霊的なものの天的なもの〉に依存するということです。
