ステップ _9713

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列王記上 20:26-43

26 春になって、ベネハダデはスリヤびとを集めて、イスラエルと戦うために、アペクに上ってきた。

27 イスラエルの人々は召集され、糧食を受けて彼らを迎え撃つために出かけた。イスラエルの人々はやぎのつの小さい群れのように彼らの前に陣取ったが、スリヤびとはその地に満ちていた。

28 その時神の人がきて、イスラエルの王に言った、「はこう仰せられる、『スリヤびとが、であって、ではないと言っているから、わたしはこのすべての大軍をあなたのにわたす。あなたは、わたしがであることを知るようになるであろう』」。

29 彼らは七の間、互にむかいあって陣取り、七目になって戦いを交えたが、イスラエルの人々は一日にスリヤびとの歩兵十万人を殺した。

30 そのほかの者はアペクのに逃げこんだが、城壁がくずれて、その残った二万七人の上に倒れた

31 来たちは彼に言った、「イスラエルのの王たちはあわれみ深い王であると聞いています。それでわれわれの荒布をつけ、くびになわをかけて、イスラエルの王の所へ行かせてください。たぶん彼はあなたの命を助けるでしょう」。

32 そこで彼らは荒布にまき、なわをくびにかけてイスラエルの王の所へ行って言った、「あなたのしもべベネハダデが『どうぞ、わたしの命を助けてください』と申しています」。アハブは言った、「彼はまだ生きているのですか。彼はわたしの兄弟です」。

33 その人々はこれを吉兆としてすみやかに彼の言葉をうけ、「そうです。ベネハダデはあなたの兄弟です」と言ったので、彼は言った、「行って彼をつれてきなさい」。それでベネハダデは彼の所に出てきたので、彼はこれを自分の車に乗せた。

34 ベネハダデは彼に言った、「わたしの父が、あなたの父上から取った々は返します。またわたしの父がサマリヤに造ったように、あなたはダマスコに、あなたのために市場を設けなさい」。アハブは言った、「わたしはこの契約をもってあなたを帰らせましょう」。こうしてアハブは彼と契約を結び、彼を帰らせた。

35 さて預言者のともがらのひとりが主の言葉に従ってその仲間った、「どうぞ、わたしを撃ってください」。しかしその人は撃つことを拒んだので、

36 彼はその人に言った、「あなたは主の言葉に聞き従わないゆえ、わたしを離れて行くとすぐ、ししがあなたを殺すでしょう」。その人が彼のそばを離れて行くとすぐ、ししが彼に会って彼を殺した。

37 彼はまたほかの人に会って言った、「どうぞ、わたしを撃ってください」。するとその人は彼を撃ち、撃って傷つけた。

38 こうしてその預言者は行って、道のかたわらで王を待ち、にほうたいを当てて姿を変えていた。

39 王が通り過ぎる時、王に呼ばわって言った、「しもべはいくさの中に出て行きましたが、ある軍人が、ひとりの人をわたしの所につれてきて言いました、『この人を守っていなさい。もし彼がいなくなれば、あなたの命を彼の命に代えるか、または一タラントを払わなければならない』。

40 ところが、しもべはあちらこちらと忙しくしていたので、ついに彼はいなくなりました」。イスラエルの王は彼に言った、「あなたはそのとおりにさばかれなければならない。あなたが自分でそれを定めたのです」。

41 そこで彼が急いでのほうたいを取り除いたので、イスラエルの王はそれが預言者のひとりであることを知った。

42 彼は王に言った、「はこう仰せられる、『わたしが滅ぼそうと定めた人を、あなたは自分のから放して行かせたので、あなたの命は彼の命に代り、あなたの民は彼の民に代るであろう』と」。

43 イスラエルの王は悲しみ、かつ怒って自分のにおもむき、サマリヤに帰った。

列王記上 21

1 さてエズレルびとナボテはエズレルにぶどう畑をもっていたが、サマリヤの王アハブの宮殿のかたわらにあったので、

2 アハブはナボテに言った、「あなたのぶどう畑はわたしのの近くにあるので、わたしに譲って青物畑にさせてください。その代り、わたしはそれよりも良いぶどう畑をあなたにあげましょう。もしお望みならば、その価を金でさしあげましょう」。

3 ナボテはアハブに言った、「わたしは先祖の嗣業をあなたに譲ることを断じていたしません」。

4 アハブはエズレルびとナボテがった言葉を聞いて、悲しみ、かつ怒ってにはいった。ナボテが「わたしは先祖の嗣業をあなたに譲りません」とったからである。アハブは床に伏し、をそむけて食事をしなかった。

5 イゼベルは彼の所にきて、言った、「あなたは何をそんなに悲しんで、食事をなさらないのですか」。

6 彼は彼女に言った、「わたしはエズレルびとナボテに『あなたのぶどう畑を金で譲ってください。もし望むならば、その代りに、ほかのぶどう畑をあげよう』と言ったが、彼は答えて『わたしはぶどう畑を譲りません』と言ったからだ」。

7 イゼベルは彼に言った、「あなたが今イスラエルを治めているのですか。起きて食事をし、元気を出してください。わたしがエズレルびとナボテのぶどう畑をあなたにあげます」。

8 彼女はアハブの名で手紙を書き、彼の印をおして、ナボテと同じように、そのに住んでいる長老たちと身分の尊い人々に、その手紙を送った

9 彼女はその手紙に書きしるした、「断食を布告して、ナボテを民のうちの高い所にすわらせ、

10 またふたりのよこしまな者を彼の前にすわらせ、そして彼を訴えて、『あなたはと王とをのろった』と言わせなさい。こうして彼を引き出し、石で撃ち殺しなさい」。

11 そのの人々、すなわち、そのに住んでいる長老たちおよび身分の尊い人々は、イゼベルが言いつかわしたようにした。彼女が彼らに送った手紙に書きしるされていたように、

12 彼らは断食を布告して、ナボテを民のうちの高い所にすわらせた。

13 そしてふたりのよこしまな者がはいってきて、その前にすわり、そのよこしまな者たちが民の前でナボテを訴えて、「ナボテはと王とをのろった」と言った。そこで人々は彼をの外に引き出し、で撃ち殺した。

14 そして人々はイゼベルに「ナボテは石で撃ち殺された」と言い送った

15 イゼベルはナボテが石で撃ち殺されたのを聞くとすぐ、アハブに言った、「立って、あのエズレルびとナボテが、あなたに金で譲ることを拒んだぶどう畑を取りなさい。ナボテは生きていません。死んだのです」。

16 アハブはナボテの死んだのを聞くとすぐ、立って、エズレルびとナボテのぶどう畑を取るために、そこへ下っていった。

17 そのとき、主の言葉がテシベびとエリヤに臨んだ、

18 「立って、下って行き、サマリヤにいるイスラエルのアハブに会いなさい。彼はナボテのぶどう畑を取ろうとしてそこへ下っている。

19 あなたは彼に言わなければならない、『はこう仰せられる、あなたは殺したのか、また取ったのか』と。また彼に言いなさい、『はこう仰せられる、がナボテのをなめた場所で、があなたのをなめるであろう』」。

20 アハブエリヤに言った、「わがよ、ついに、わたしを見つけたのか」。彼は言った、「見つけました。あなたが主のの前に悪を行うことに身をゆだねたゆえ、

21 わたしはあなたに災を下し、あなたを全く滅ぼし、アハブに属する男は、イスラエルにいてつながれた者も、自由な者もことごとく断ち、

22 またあなたのをネバテのヤラベアムののようにし、アヒヤのバアシャののようにするでしょう。これはあなたがわたしを怒らせた怒りのゆえ、またイスラエルに罪を犯させたゆえです。

23 イゼベルについて、はまた言われました、『がエズレルの地域でイゼベルを食うであろう』と。

24 アハブに属する者は、死ぬ者をが食い、野で死ぬ者を空のが食うでしょう」。

25 アハブのように主のの前に悪を行うことに身をゆだねた者はなかった。そのイゼベルが彼をそそのかしたのである。

26 彼はイスラエルの人々のから追い払われたアモリびとがしたように偶像に従って、はなはだ憎むべき事を行った。

27 アハブはこれらの言葉聞いた時、衣を裂き、荒布を身にまとい、食を断ち、荒布に伏し、打ちしおれて歩いた。

28 この時、主の言葉がテシベびとエリヤに臨んだ、

29 アハブがわたしのにへりくだっているのを見たか。彼がわたしのにへりくだっているゆえ、わたしは彼の世には災を下さない。そのの世に災をそのに下すであろう」。

列王記上 22

1 スリヤとイスラエルの間に戦争がなくて年を経た。

2 しかし年目にユダの王ヨシャパテイスラエルの王の所へ下っていったので、

3 イスラエルの王はその家来たちに言った、「あなたがたは、ラモテ・ギレアデがわれわれの所有であることを知っていますか。しかもなおわれわれはスリヤの王のからそれを取らずに黙っているのです」。

4 彼はヨシャパテに言った、「ラモテ・ギレアデで戦うためにわたしと一緒に行かれませんか」。ヨシャパテイスラエルの王に言った、「わたしはあなたと一つです。わたしの民はあなたの民と一つです。わたしのはあなたのと一つです」。

5 ヨシャパテはまたイスラエルの王にった、「まず、主の言葉を伺いなさい」。

6 そこでイスラエルの王は預言者人ばかりを集めて、彼らに言った、「わたしはラモテ・ギレアデに戦いに行くべきでしょうか、あるいは控えるべきでしょうか」。彼らは言った、「上っていきなさい。主はそれを王のにわたされるでしょう」。

7 ヨシャパテは言った、「ここには、われわれの問うべき主の預言者がほかにいませんか」。

8 イスラエルの王はヨシャパテに言った、「われわれがに問うことのできる人が、まだひとりいます。イムラのミカヤです。彼はわたしについて良い事を預言せず、ただ悪い事だけを預言するので、わたしは彼を憎んでいます」。ヨシャパテは言った、「王よ、そう言わないでください」。

9 そこでイスラエルの王は役人を呼んで、「急いでイムラのミカヤを連れてきなさい」と言った。

10 さてイスラエルの王およびユダの王ヨシャパテは王のを着て、サマリヤのの入口の広場に、おのおのその王座にすわり、預言者たちは皆その預言していた。

11 ケナアナのゼデキヤはを造って言った、「はこう仰せられます、『あなたはこれらのをもってスリヤびとを突いて彼らを滅ぼしなさい』」。

12 預言者たちは皆そのように預言して言った、「ラモテ・ギレアデに上っていって勝利を得なさい。はそれを王のにわたされるでしょう」。

13 さてミカヤを呼びにいった使者は彼にった、「預言者たちは一致して王に良い事をいました。どうぞ、あなたも、彼らのひとりの言葉のようにして、良い事をってください」。

14 ミカヤは言った、「は生きておられます。がわたしに言われる事を申しましょう」。

15 彼が王の所へ行くと、王は彼に言った、「ミカヤよ、われわれはラモテ・ギレアデに戦いに行くべきでしょうか、あるいは控えるべきでしょうか」。彼は王に言った、「上っていって勝利を得なさい。はそれを王のにわたされるでしょう」。

16 しかし王は彼に言った、「幾たびあなたを誓わせたら、あなたは主の名をもって、ただ真実のみをわたしに告げるでしょうか」。

17 彼は言った、「わたしはイスラエルが皆、牧者のないのように、に散っているのを見ました。するとは『これらの者は飼がいない。彼らをそれぞれ安らかに、そのに帰らせよ』と言われました」。

18 イスラエルの王はヨシャパテに言った、「彼がわたしについて良い事を預言せず、ただ悪い事だけを預言すると、あなたに告げたではありませんか」。

19 ミカヤはった、「それゆえ主の言葉を聞きなさい。わたしはがその玉座にすわり、天の万がそのかたわらに、右左に立っているのを見たが、

20 は『だれがアハブをいざなってラモテ・ギレアデに上らせ、彼を倒れさせるであろうか』と言われました。するとひとりはこの事を言い、ひとりはほかの事を言いました。

21 その時一つの霊が進み出て、主のに立ち、『わたしが彼をいざないましょう』と言いました。

22 は『どのような方法でするのか』と言われたので、彼は『わたしが出て行って、偽りを言う霊となって、すべての預言者に宿りましょう』と言いました。そこでは『おまえは彼をいざなって、それを成し遂げるであろう。出て行って、そうしなさい』と言われました。

23 それでは偽りを言う霊をあなたのすべての預言者に入れ、またはあなたの身に起る災を告げられたのです」。

24 するとケナアナのゼデキヤは近寄って、ミカヤのほおを打って言った、「どのようにして主の霊がわたしを離れて、あなたに語りましたか」。

25 ミカヤは言った、「あなたが奥の間にはいって身を隠すそのに、わかるでしょう」。

26 イスラエルの王は言った、「ミカヤを捕え、のつかさアモンと、王のヨアシの所へ引いて帰って、

27 言いなさい、『王がこう言います、この者を獄屋に入れ、わずかのパンをもって彼を養い、わたしが勝利を得て帰ってくるのを待て』」。

28 ミカヤは言った、「もしあなたが勝利を得て帰ってこられるならば、がわたしによって語られなかったのです」。また彼は言った、「あなたがた、すべての民よ、聞きなさい」。

29 こうしてイスラエルの王とユダの王ヨシャパテはラモテ・ギレアデに上っていった。

30 イスラエルの王はヨシャパテに言った、「わたしは姿を変えて、戦いに行きます。あなたは王のを着けなさい」。イスラエルの王は姿を変えて戦いに行った。

31 さて、スリヤの王は、その戦車長三十二人に命じて言った、「あなたがたは、小さい者とも大きい者とも戦わないで、ただイスラエルの王とだけ戦いなさい」。

32 戦車長らはヨシャパテ見たとき、これはきっとイスラエルの王だと思ったので、身をめぐらして、これと戦おうとすると、ヨシャパテは呼ばわった。

33 戦車長らは彼がイスラエルの王でないのを見たので、彼を追うことをやめて引き返した。

34 しかし、ひとりの人が何心なくをひいて、イスラエルの王の胸当と草摺の間を射たので、彼はその戦車の御者に言った、「わたしは傷を受けた。戦車をめぐらして、わたしを戦場から運び出せ」。

35 その戦いは激しくなった。王は戦車の中にささえられて立ち、スリヤびとにむかっていたが、ついに、夕暮になって死んだ。傷のは戦車の底に流れた。

36 日の没するころ、軍勢の中に呼ばわる声がした、「めいめいそのへ、めいめいそのへ帰れ」。

37 王は死んで、サマリヤへ携え行かれた。人々は王をサマリヤに葬った。

38 またその戦車をサマリヤの池で洗ったが、がそのをなめた。また遊女がそこで身を洗ったわれた言葉のとおりである。

39 アハブのそのほかの事績と、彼がしたすべての事と、その建てた象牙と、その建てたすべてのは、イスラエルの王の歴代志の書にしるされているではないか。

40 こうしてアハブはその先祖と共に眠って、そのアハジヤが代って王となった。

41 アサのヨシャパテイスラエルのアハブの年にユダの王となった。

42 ヨシャパテは王となった時、三十五歳であったが、エルサレム二十五年世を治めた。そのの名はアズバといい、シルヒの娘であった。

43 ヨシャパテは父アサのすべての道に歩み、それを離れることなく、主のにかなう事をした。ただし高き所は除かなかったので、民はなお高き所で犠牲をささげ、香をたいた。

44 ヨシャパテはまたイスラエルの王と、よしみを結んだ。

45 ヨシャパテのその他の事績と、彼があらわした勲功およびその戦争については、ユダの王の歴代志の書にしるされているではないか。

46 彼は父アサの世になお残っていた神殿男娼たちをのうちから追い払った。

47 そのころエドムには王がなく、代官が王であった。

48 ヨシャパテはタルシシのを造って、金を獲るためにオフルに行かせようとしたが、そのはエジオン・ゲベルで難破したため、ついに行かなかった。

49 そこでアハブのアハジヤはヨシャパテに「わたしの家来をあなたの家来と一緒にで行かせなさい」と言ったが、ヨシャパテは承知しなかった。

50 ヨシャパテはその先祖と共に眠って、父ダビデ先祖と共に葬られ、そのヨラムが代って王となった。

51 アハブのアハジヤはユダの王ヨシャパテの第十七年にサマリヤでイスラエルの王となり、二年イスラエルを治めた。

52 彼は主のの前に悪を行い、その父の道と、そのの道、およびかのイスラエルに罪を犯させたネバテのヤラベアムの道に歩み、

53 バアルに仕えて、それを拝み、イスラエルのを怒らせた。すべて彼の父がしたとおりであった。