ステップ _9713

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箴言 14

1 知恵はその家を建て、愚かさは自分の手でそれをこわす。

2 まっすぐに歩む者は主を恐れる、曲って歩む者は主を侮る。

3 愚かな者の言葉は自分の背にむちを当てる、知恵ある者のくちびるはその身を守る。

4 牛がなければ穀物はない、牛の力によって農作物は多くなる。

5 真実な証人はうそをいわない、偽りの証人はうそをつく。

6 あざける者は知恵を求めても得られない、さとき者は知識を得ることがたやすい。

7 愚かな者の前を離れ去れ、そこには知識の言葉がないからである。

8 さとき者の知恵は自分の道をわきまえることにあり、愚かな者の愚かは、欺くことにある。

9 神は悪しき者をあざけられる、正しい者は、その恵みを受ける。

10 心の苦しみは心みずからが知る、その喜びには他人はあずからない。

11 悪しき者の家は滅ぼされ、正しい者の幕屋は栄える。

12 人が見て自ら正しいとする道でも、その終りはついに死に至る道となるものがある。

13 笑う時にも心に悲しみがあり、喜びのはてに憂いがある。

14 心のもとれる者はそのしわざの実を刈り取り、善良な人もまたその行いの実を刈り取る。

15 思慮のない者はすべてのことを信じる、さとき者は自分の歩みを慎む。

16 知恵ある者は用心ぶかく、悪を離れる、愚かな者は高ぶって用心しない。

17 怒りやすい者は愚かなことを行い、賢い者は忍耐強い。

18 思慮のない者は愚かなことを自分のものとする、さとき者は知識をもって冠とする。

19 悪人は善人の前にひれ伏し、悪しき者は正しい者の門にひれ伏す。

20 貧しい者はその隣にさえも憎まれる、しかし富める者は多くの友をもつ。

21 隣り人を卑しめる者は罪びとである、貧しい人をあわれむ者はさいわいである。

22 悪を計る者はおのれを誤るではないか、善を計る者にはいつくしみと、まこととがある。

23 すべての勤労には利益がある、しかし口先だけの言葉は貧乏をきたらせるだけだ。

24 知恵ある者の冠はその知恵である、愚かな者の花の冠はただ愚かさである。

25 まことの証人は人の命を救う、偽りを吐く者は裏切者である。

26 主を恐れることによって人は安心を得、その子らはのがれ場を得る。

27 主を恐れることは命の泉である、人を死のわなからのがれさせる。

28 王の栄えは民の多いことにあり、君の滅びは民を失うことにある。

29 怒りをおそくする者は大いなる悟りがあり、気の短い者は愚かさをあらわす。

30 穏やかな心は身の命である、しかし興奮は骨を腐らせる。

31 貧しい者をしえたげる者はその造り主を侮る、乏しい者をあわれむ者は、主をうやまう。

32 悪しき者はその悪しき行いによって滅ぼされ、正しい者はその正しきによって、のがれ場を得る。

33 知恵はさとき者の心にとどまり、愚かな者の心に知られない。

34 正義は国を高くし、罪は民をはずかしめる。

35 賢いしもべは王の恵みをうけ、恥をきたらす者はその怒りにあう。

箴言 15

1 柔かい答は憤りをとどめ、激しい言葉は怒りをひきおこす。

2 知恵ある者の舌は知識をわかち与え、愚かな者の口は愚かを吐き出す。

3 主の目はどこにでもあって、悪人と善人とを見張っている。

4 優しい舌は命の木である、乱暴な言葉は魂を傷つける。

5 愚かな者は父の教訓を軽んじる、戒めを守る者は賢い者である。

6 正しい者の家には多くの宝がある、悪しき者の所得には煩いがある。

7 知恵ある者のくちびるは知識をひろめる、愚かな者の心はそうでない。

8 悪しき者の供え物は主に憎まれ、正しい者の祈は彼に喜ばれる。

9 悪しき者の道は主に憎まれ、正義を求める者は彼に愛せられる。

10 道を捨てる者には、きびしい懲しめがあり、戒めを憎む者は死に至る。

11 陰府と滅びとは主の目の前にあり、人の心はなおさらである。

12 あざける者は戒められることを好まない、また知恵ある者に近づかない。

13 心に楽しみがあれば顔色も喜ばしい、心に憂いがあれば気はふさぐ。

14 さとき者の心は知識をたずね、愚かな者の口は愚かさを食物とする。

15 悩んでいる者の日々はことごとくつらく、心の楽しい人は常に宴会をもつ。

16 少しの物を所有して主を恐れるのは、多くの宝をもって苦労するのにまさる。

17 野菜を食べて互に愛するのは、肥えた牛を食べて互に憎むのにまさる。

18 憤りやすい者は争いをおこし、怒りをおそくする者は争いをとどめる。

19 なまけ者の道には、いばらがはえしげり、正しい者の道は平らかである。

20 知恵ある子は父を喜ばせる、愚かな人はその母を軽んじる。

21 無知な者は愚かなことを喜び、さとき者はまっすぐに歩む。

22 相はかることがなければ、計画は破れる、はかる者が多ければ、それは必ず成る。

23 人は口から出る好ましい答によって喜びを得る、時にかなった言葉は、いかにも良いものだ。

24 知恵ある人の道は上って命に至る、こうしてその人は下にある陰府を離れる。

25 主は高ぶる者の家を滅ぼし、やもめの地境を定められる。

26 悪人の計りごとは主に憎まれ、潔白な人の言葉は彼に喜ばれる。

27 不正な利をむさぼる者はその家を煩らわせる、まいないを憎む者は生きながらえる。

28 正しい者の心は答えるべきことを考える、悪しき者の口は悪を吐き出す。

29 主は悪しき者に遠ざかり、正しい者の祈を聞かれる。

30 目の光は心を喜ばせ、よい知らせは骨を潤す。

31 ためになる戒めを聞く耳をもつ者は、知恵ある者の中にとどまる。

32 教訓を捨てる者はおのれの命を軽んじ、戒めを重んじる者は悟りを得る。

33 主を恐れることは知恵の教訓である、謙遜は、栄誉に先だつ。

箴言 16

1 心にはかることは人に属し、舌の答は主から出る。

2 人の道は自分の目にことごとく潔しと見える、しかし主は人の魂をはかられる。

3 あなたのなすべき事を主にゆだねよ、そうすれば、あなたの計るところは必ず成る。

4 主はすべての物をおのおのその用のために造り、悪しき人をも災の日のために造られた。

5 すべて心に高ぶる者は主に憎まれる、確かに、彼は罰を免れない。

6 いつくしみとまことによって、とがはあがなわれる、主を恐れることによって、人は悪を免れる。

7 人の道が主を喜ばせる時、主はその人の敵をもその人と和らがせられる。

8 正義によって得たわずかなものは、不義によって得た多くの宝にまさる。

9 人は心に自分の道を考え計る、しかし、その歩みを導く者は主である。

10 王のくちびるには神の決定がある、さばきをするとき、その口に誤りがない。

11 正しいはかりと天びんとは主のものである、袋にあるふんどうもすべて彼の造られたものである。

12 悪を行うことは王の憎むところである、その位が正義によって堅く立っているからである。

13 正しいくちびるは王に喜ばれる、彼は正しい事を言う者を愛する。

14 王の怒りは死の使者である、知恵ある人はこれをなだめる。

15 王の顔の光には命がある、彼の恵みは春雨をもたらす雲のようだ。

16 知恵を得るのは金を得るのにまさる、悟りを得るのは銀を得るよりも望ましい。

17 悪を離れることは正しい人の道である、自分の道を守る者はその魂を守る。

18 高ぶりは滅びにさきだち、誇る心は倒れにさきだつ。

19 へりくだって貧しい人々と共におるのは、高ぶる者と共にいて、獲物を分けるにまさる。

20 慎んで、み言葉をおこなう者は栄える、主に寄り頼む者はさいわいである。

21 心に知恵ある者はさとき者ととなえられる、くちびるが甘ければ、その教に人を説きつける力を増す。

22 知恵はこれを持つ者に命の泉となる、しかし、愚かさは愚かな者の受ける懲しめである。

23 知恵ある者の心はその言うところを賢くし、またそのくちびるに人を説きつける力を増す。

24 ここちよい言葉は蜂蜜のように、魂に甘く、からだを健やかにする。

25 人が見て自分で正しいとする道があり、その終りはついに死にいたる道となるものがある。

26 ほねおる者は飲食のためにほねおる、その口が自分に迫るからである。

27 よこしまな人は悪を企てる、そのくちびるには激しい火のようなものがある。

28 偽る者は争いを起し、つげ口する者は親しい友を離れさせる。

29 しえたげる者はその隣り人をいざない、これを良くない道に導く。

30 めくばせする者は悪を計り、くちびるを縮める者は悪事をなし遂げる。

31 しらがは栄えの冠である、正しく生きることによってそれが得られる。

32 怒りをおそくする者は勇士にまさり、自分の心を治める者は城を攻め取る者にまさる。

33 人はくじをひく、しかし事を定めるのは全く主のことである。