ステップ _9713: Step 21

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出エジプト記 12

1 主はエジプトで、モーセアロンに告げて言われた、

2 「このをあなたがたの初めのとし、これを年の正としなさい。

3 あなたがたはイスラエルの全会衆に言いなさい、『この月の十日におのおの、その父のごとに小羊を取らなければならない。すなわち、一族に小羊一頭を取らなければならない。

4 もし族が少なくて一頭の小羊を食べきれないときは、のすぐ隣の人と共に、人数に従って一頭を取り、おのおの食べるところに応じて、小羊を見計らわなければならない。

5 小羊は傷のないもので、一歳の雄でなければならない。羊またはやぎのうちから、これを取らなければならない。

6 そしてこの月の十四まで、これを守って置き、イスラエルの会衆はみな、夕暮にこれをほふり、

7 そのを取り、小羊を食するの入口のつの柱と、かもいにそれを塗らなければならない。

8 そしてその、そのに焼いて食べ、種入れぬパンと苦菜を添えて食べなければならない。

9 生でも、水で煮ても、食べてはならない。に焼いて、その内臓と共に食べなければならない。

10 までそれを残しておいてはならない。まで残るものはで焼きつくさなければならない。

11 あなたがたは、こうして、それを食べなければならない。すなわちを引きからげ、にくつをはき、につえを取って、急いでそれを食べなければならない。これは主の過越である。

12 そのわたしはエジプトを巡って、エジプトにおる人と獣との、すべてのういごを打ち、またエジプトのすべての神々に審判を行うであろう。わたしは主である。

13 そのはあなたがたのおる々で、あなたがたのために、しるしとなり、わたしはそのを見て、あなたがたの所を過ぎ越すであろう。わたしがエジプトを撃つ時、災が臨んで、あなたがたを滅ぼすことはないであろう。

14 このはあなたがたに記念となり、あなたがたは主の祭としてこれを守り、代々、永久の定めとしてこれを守らなければならない。

15 の間あなたがたは種入れぬパンを食べなければならない。その初めのからパン種を取り除かなければならない。第一日から第七までに、種を入れたパンを食べる人はみなイスラエルから断たれるであろう。

16 かつ、あなたがたは第一日に聖会を、また第七に聖会を開かなければならない。これらのには、なんの仕事もしてはならない。ただ、おのおのの食べものだけは作ることができる。

17 あなたがたは、種入れぬパンの祭を守らなければならない。ちょうど、この、わたしがあなたがたの勢をエジプトから導き出したからである。それゆえ、あなたがたは代々、永久の定めとして、そのを守らなければならない。

18 に、その月の十四夕方に、あなたがたは種入れぬパンを食べ、その月の二十一日夕方まで続けなければならない。

19 の間、パン種を置いてはならない。種を入れたものを食べる者は、寄留の他人であれ、に生れた者であれ、すべて、イスラエルの会衆から断たれるであろう。

20 あなたがたは種を入れたものは何も食べてはならない。すべてあなたがたのすまいにおいて種入れぬパンを食べなければならない』」。

21 そこでモーセイスラエルの長老をみな呼び寄せて言った、「あなたがたは急いで家族ごとに一つの小を取り、その過越の獣をほふらなければならない。

22 また一束のヒソプを取って鉢のに浸し、鉢のを、かもいと入口のつの柱につけなければならない。まであなたがたは、ひとりもの戸の外に出てはならない。

23 主が行き巡ってエジプトびとを撃たれるとき、かもいと入口のつの柱にあるを見て、主はその入口を過ぎ越し、滅ぼす者が、あなたがたのにはいって、撃つのを許されないであろう。

24 あなたがたはこの事を、あなたと孫のための定めとして、永久に守らなければならない。

25 あなたがたは、主が約束されたように、あなたがたに賜る地に至るとき、この儀式を守らなければならない。

26 もし、あなたがたの供たちが『この儀式はどんな意味ですか』と問うならば、

27 あなたがたは言いなさい、『これは主の過越の犠牲である。エジプトびとを撃たれたとき、エジプトにいたイスラエルの人々のを過ぎ越して、われわれのを救われたのである』」。民はこのとき、伏して礼拝した。

28 イスラエルの人々は行ってそのようにした。すなわち主がモーセアロン命じられたようにした。

29 中になって主はエジプトの、すべてのういご、すなわち位に座するパロのういごから、地下のひとやにおる捕虜のういごにいたるまで、また、すべての畜のういごを撃たれた。

30 それでパロとその来およびエジプトびとはみなのうちに起きあがり、エジプトに大いなる叫びがあった。死人のないがなかったからである。

31 そこでパロはのうちにモーセアロンを呼び寄せて言った、「あなたがたとイスラエルの人々は立って、わたしの民の中から出て行くがよい。そしてあなたがたの言うように、行って主に仕えなさい。

32 あなたがたの言うようにと牛とを取って行きなさい。また、わたしを祝福しなさい」。

33 こうしてエジプトびとは民をせき立てて、すみやかにを去らせようとした。彼らは「われわれはみな死ぬ」と思ったからである。

34 民はまだパン種を入れない練り粉を、こばちのまま着物に包んで肩に負った。

35 そしてイスラエルの人々はモーセの言葉のようにして、エジプトびとからの飾り、金の飾り、また衣服を請い求めた。

36 主は民にエジプトびとの情を得させ、彼らの請い求めたものを与えさせられた。こうして彼らはエジプトびとのものを奪い取った。

37 さて、イスラエルの人々はラメセスを出立してスコテに向かった。女と供を除いて徒歩の男は約十万人であった。

38 また多くの入り混じった群衆およびなど非常に多くの家畜も彼らと共に上った。

39 そして彼らはエジプトから携えて出た練り粉をもって、種入れぬパンの菓子を焼いた。まだパン種を入れていなかったからである。それは彼らがエジプトから追い出されて滞ることができず、また、何の食料をも整えていなかったからである。

40 イスラエルの人々がエジプト住んでいた間は、三十年であった。

41 三十年の終りとなって、ちょうどそのに、主の全エジプトを出た。

42 これは彼らをエジプトから導き出すために主が寝ずの番をされたであった。ゆえにこの、すべてのイスラエルの人々は代々、主のために寝ずの番をしなければならない。

43 主はモーセアロンとに言われた、「過越の祭の定めは次のとおりである。すなわち、異邦人はだれもこれを食べてはならない。

44 しかし、おのおのが金で買ったしもべは、これに割礼を行ってのち、これを食べさせることができる。

45 仮ずまいの者と、雇人とは、これを食べてはならない。

46 ひとつのでこれを食べなければならない。そのを少しもの外に持ち出してはならない。また、そのを折ってはならない。

47 イスラエルの全会衆はこれを守らなければならない。

48 寄留の外国人があなたのもとにとどまっていて、主に過越の祭を守ろうとするときは、その男子はみな割礼を受けてのち、近づいてこれを守ることができる。そうすれば彼はに生れた者のようになるであろう。しかし、無割礼の者はだれもこれを食べてはならない。

49 この律法は国に生れたものにも、あなたがたのうちに寄留している外国人にも同一である」。

50 イスラエルの人々は、みなこのようにし、主がモーセアロン命じられたようにした。

51 ちょうどそのに、主はイスラエルの人々を、その団に従ってエジプトから導き出された。

出エジプト記 13

1 主はモーセに言われた、

2 イスラエルの人々のうちで、すべてのういご、すなわちすべて初めに胎を開いたものを、人であれ、獣であれ、みな、わたしのために聖別しなければならない。それはわたしのものである」。

3 モーセは民に言った、「あなたがたは、エジプトから、奴隷の家から出るこのを覚えなさい。主が強いをもって、あなたがたをここから導き出されるからである。種を入れたパンを食べてはならない。

4 あなたがたはアビブ月のこのに出るのである。

5 主があなたに与えると、あなたの先祖たちに誓われたカナンびと、ヘテびと、アモリびと、ヒビびとエブスびとの地、乳と蜜との流れる地に、導き入れられる時、あなたはこのにこの儀式を守らなければならない。

6 のあいだ種入れぬパンを食べ、七目には主に祭をしなければならない。

7 種入れぬパンを七のあいだ食べなければならない。種を入れたパンをあなたの所に置いてはならない。また、あなたの地区のどこでも、あなたの所にパン種を置いてはならない。

8 その、あなたのに告げて言いなさい、『これはわたしがエジプトから出るときに、主がわたしになされたことのためである』。

9 そして、これを、につけて、しるしとし、の間に置いて記念とし、主の律法をあなたのに置かなければならない。主が強いをもって、あなたをエジプトから導き出されるからである。

10 それゆえ、あなたはこの定めを年々その期節に守らなければならない。

11 主があなたとあなたの先祖たちに誓われたように、あなたをカナンびとの地に導いて、それをあなたに賜わる時、

12 あなたは、すべて初めに胎を開いた者、およびあなたの家畜の産むういごは、ことごとく主にささげなければならない。すなわち、それらの男性のものは主に帰せしめなければならない。

13 また、すべて、ろばの、初めて胎を開いたものは、小羊をもって、あがなわなければならない。もし、あがなわないならば、その首を折らなければならない。あなたのらのうち、すべて、男のういごは、あがなわなければならない。

14 後になって、あなたのが『これはどんな意味ですか』と問うならば、これに言わなければならない、『主が強いをもって、われわれをエジプトから、奴隷のから導き出された。

15 そのときパロが、かたくなで、われわれを去らせなかったため、主はエジプトのういごを、人のういごも家畜のういごも、ことごとく殺された。それゆえ、初めて胎を開く男性のものはみな、主に犠牲としてささげるが、わたしの供のうちのういごは、すべてあがなうのである』。

16 そして、これをにつけて、しるしとし、の間に置いて覚えとしなければならない。主が強いをもって、われわれをエジプトから導き出されたからである」。

17 さて、パロが民を去らせた時、ペリシテびとの道は近かったが、は彼らをそれに導かれなかった。民が戦いを見れば悔いてエジプトに帰るであろうと、は思われたからである。

18 は紅に沿う荒野の道に、民を回らされた。イスラエルの人々は武装してエジプトを出て、上った。

19 そのときモーセヨセフの遺骸を携えていた。ヨセフが、「は必ずあなたがたを顧みられるであろう。そのとき、あなたがたは、わたしの遺骸を携えて、ここから上って行かなければならない」と言って、イスラエルの人々に固く誓わせたからである。

20 こうして彼らは更にスコテから進んで、荒野の端にあるエタムに宿営した。

21 主は彼らのに行かれ、昼は雲の柱をもって彼らを導き、の柱をもって彼らを照し、昼もも彼らを進み行かせられた。

22 昼は雲の柱、の柱が、民のから離れなかった。

出エジプト記 14:1-20

1 主はモーセに言われた、

2 イスラエルの人々に告げ、引き返して、ミグドルとの間にあるピハヒロテの、バアルゼポンのに宿営させなさい。あなたがたはそれにむかって、のかたわらに宿営しなければならない。

3 パロはイスラエルの人々について、『彼らはその地で迷っている。荒野は彼らを閉じ込めてしまった』と言うであろう。

4 わたしがパロのをかたくなにするから、パロは彼らのあとを追うであろう。わたしはパロとそのすべての勢を破って誉を得、エジプトびとにわたしが主であることを知らせるであろう」。彼らはそのようにした。

5 民の逃げ去ったことが、エジプトの王に伝えられたので、パロとその家来たちとは、民に対する考えを変えて言った、「われわれはなぜこのようにイスラエルを去らせて、われわれに仕えさせないようにしたのであろう」。

6 それでパロは戦車を整え、みずからその民を率い、

7 また、えり抜きの戦車と、エジプトのすべての戦車およびすべての指揮者たちを率いた。

8 主がエジプトの王パロのをかたくなにされたので、彼はイスラエルの人々のあとを追った。イスラエルの人々は意気揚々と出たのである。

9 エジプトびとは彼らのあとを追い、パロのすべての馬と戦車およびその騎兵と勢とは、バアルゼポンのにあるピハヒロテのあたりで、のかたわらに宿営している彼らに追いついた。

10 パロが近寄った時イスラエルの人々はを上げてエジプトびとが彼らのあとに進んできているのを見て、非常に恐れた。そしてイスラエルの人々は主にむかって叫び、

11 かつモーセに言った、「エジプトに墓がないので、荒野で死なせるために、わたしたちを携え出したのですか。なぜわたしたちをエジプトから導き出して、こんなにするのですか。

12 わたしたちがエジプトであなたに告げて、『わたしたちを捨てておいて、エジプトびとに仕えさせてください』とったのは、このことではありませんか。荒野で死ぬよりもエジプトびとに仕える方が、わたしたちにはよかったのです」。

13 モーセは民に言った、「あなたがたは恐れてはならない。かたく立って、主がきょう、あなたがたのためになされる救を見なさい。きょう、あなたがたはエジプトびとを見るが、もはや永久に、二度と彼らを見ないであろう。

14 主があなたがたのために戦われるから、あなたがたは黙していなさい」。

15 主はモーセに言われた、「あなたは、なぜわたしにむかって叫ぶのか。イスラエルの人々に語って彼らを進み行かせなさい。

16 あなたはつえを上げ、の上にさし伸べてそれを分け、イスラエルの人々にの中のかわいた地を行かせなさい。

17 わたしがエジプトびとのをかたくなにするから、彼らはそのあとを追ってはいるであろう。こうしてわたしはパロとそのすべての勢および戦車と騎兵とを打ち破って誉を得よう。

18 わたしがパロとその戦車とその騎兵とを打ち破って誉を得るとき、エジプトびとはわたしが主であることを知るであろう」。

19 このとき、イスラエルの部隊のに行く神の使は移って彼らのうしろに行った。雲の柱も彼らのから移って彼らのうしろに立ち、

20 エジプトびとの部隊とイスラエルびとの部隊との間にきたので、そこに雲とやみがありもすがら、かれとこれと近づくことなく、がすぎた。