ステップ _9713

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哀歌 1

1 ああ、むかしは、民の満ちみちていたこの都、国々の民のうちで大いなる者であったこの、今は寂しいさまで座し、やもめのようになった。もろもろののうちで女王であった者、今は奴隷となった。

2 これはもすがらいたく泣き悲しみ、そのほおにはが流れている。そのすべての愛する者のうちには、これを慰める者はひとりもなく、そのすべての友はこれにそむいて、そのとなった。

3 ユダは悩みのゆえに、また激しい苦役のゆえに、のがれて行って、もろもろの国民のうちに住んでいるが、安息を得ず、これを追う者がみな追いついてみると、悩みのうちにあった。

4 シオンの道は祭に上ってくる者のないために悲しみ、そのはことごとく荒れ、その祭司たちは嘆き、そのおとめたちは引かれて行き、シオンはみずからいたく苦しむ。

5 そのあだはかしらとなり、そのは栄えている。そのとがが多いので、主がこれを悩まされたからである。その幼な子たちは捕われて、あだのに行った。

6 シオンの娘の栄華はことごとく彼女を離れ去り、その君たちは牧を得ない、しかのようになり、自分を追う者のに力なく逃げ去った。

7 エルサレムはその悩みと苦しみのに、昔から持っていたもろもろの宝を思い出す。その民があだのに陥り、だれもこれを助ける者のない時、あだはこれを見て、その滅びをあざ笑った。

8 エルサレムは、はなはだしく罪を犯したので、汚れたものとなった。これを尊んだ者も皆そのを見たので、これを卑しめる。これもまたみずから嘆き、顔をそむける。

9 その汚れはその衣のすそにあり、これはその終りを思わなかった。それゆえ、これは驚くばかりに落ちぶれ、これを慰める者はひとりもない。「主よ、わが悩みを顧みてください、は勝ち誇っていますから」。

10 敵はを伸べて、その財宝をことごとく奪った。あなたがさきに異邦人らはあなたの公会に、はいってはならないと命じられたのに、彼らがその聖所にはいるのをシオンは見た。

11 その民はみな嘆いて食物を求め、その命をささえるために、財宝を食物にかえた。「主よ、みそなわして、わたしの卑しめられるのを顧みてください」。

12 「すべて道行く人よ、あなたがたはなんとも思わないのか。主がその激しい怒りにわたしを悩まして、わたしにくだされた苦しみのような苦しみが、また世にあるだろうか、尋ねて見よ。

13 主は上からを送り、それをわがにくだし、網を張ってわがを捕え、わたしを引き返させ、ひねもす心わびしく、かつ病み衰えさせられた。

14 わたしのとがは、つかねられて、一つのくびきとせられ、主のみにより固く締められて、わたしのにおかれ、わたしの力を衰えさせられた。主はわたしを、立ちむかい得ざる者のに渡された。

15 主はわたしのうちにあるすべての勇士を無視し、聖会を召集して、わたしを攻め、わが若き人々を打ち滅ぼされた。主は酒ぶねを踏むように、ユダの娘なるおとめを踏みつけられた。

16 このために、わたしは泣き悲しみ、わたしのは涙であふれる。わたしを慰める者、わたしを勇気づける者がわたしから遠く離れたからである。わがらはが勝ったために、わびしい者となった」。

17 シオンを伸ばしても、これを慰める者はひとりもない。ヤコブについては、主は命じて、その周囲の者を、これがあだとせられた。エルサレムは彼らの中にあって、汚れた物のようになった。

18 「主は正しい、わたしは、み言葉にそむいた。すべての民よ、聞け、わが苦しみを顧みよ。わがおとめらも、わが若人らも捕われて行った。

19 わたしはわが愛する者を呼んだが、彼らはわたしを欺いた。わが祭司および長老たちは、その命をささえようと、食物を求めている間に、のうちで息絶えた。

20 主よ、顧みてください、わたしは悩み、わがはらわたはわきかえり、わが心臓はわたしの内に転倒しています。わたしは、はなはだしくそむいたからです。外にはつるぎがあって、わが子を奪い、の内には死のようなものがある。

21 わたしがどんなに嘆くかを聞いてください。わたしを慰める者はひとりもなく、はみなわたしの悩みを聞いて、あなたがこれをなされたのを喜んだ。あなたがさきに告げ知らせたそのをきたらせ、彼らをも、わたしのようにしてください。

22 彼らの悪をことごとくあなたのにあらわし、さきにわがもろもろのとがのために、わたしに行われたように、彼らにも行ってください。わが嘆きは多く、わがは弱りはてているからです」。

哀歌 2

1 ああ、主は怒りを起し、黒雲をもってシオンの娘をおおわれた。主はイスラエルの栄光を天から地に投げ落し、その怒りに、おのれの台を心にとめられなかった。

2 主はヤコブのすべてのすまいを滅ぼして、あわれまず、その怒りによって、ユダの娘のとりでをこわし、これを地に倒して、そのとそのつかさたちをはずかしめられた。

3 主は激しい怒りをもって、イスラエルのすべての力を断ち、で、おのれの右の手を引きもどし、周囲を焼きつくす燃えるのように、ヤコブを焼かれた。

4 主はのようにを張り、あだのように右の手を伸べて立ち、シオンの娘の天幕におるわれわれのに誇る者を、ことごとく殺し、のようにその怒りを注がれた。

5 主はのようになって、イスラエルを滅ぼし、そのすべての宮殿を滅ぼし、そのとりでをこわし、ユダの娘の上に憂いと悲しみとを増し加えられた。

6 主は園の小屋のようにおのれの幕屋を倒し、その祭の場所をこわされた。主は祭と安息日とをシオンに忘れさせ、激しい怒りによって、王と祭司とを捨てられた。

7 主はその祭壇を忌み、その聖所をきらって、もろもろの宮殿の石がきをに渡された。彼らは祭ののように、主の宮で声をあげた。

8 主はシオンの娘の城壁を破壊しようと思い定めて、なわを張り、打ちこわして、そのをひかず、城壁と石がきとを悲しませられた。これらは共に衰える。

9 そのは地にうずもれ、主はその貫の木をこわし砕かれた。その王と君たちはもろもろの民の中におり、もはや律法はなく、またその預言者は主から幻を得ない。

10 シオンの娘の長老たちは地に座して黙し、にちりをかぶり、身に荒布をまとった。エルサレムのおとめたちはこうべを地にたれた。

11 わがのためにつぶれ、わがはらわたはわきかえり、わが肝はわが民の娘の滅びのために、地に注ぎ出される。幼な子や乳のみ子が町のちまたに息も絶えようとしているからである。

12 彼らが、傷ついた者のようにのちまたで息も絶えようとするとき、そののふところにその命を注ぎ出そうとするとき、にむかって、「パンとぶどう酒とはどこにありますか」と叫ぶ。

13 エルサレムの娘よ、わたしは何をあなたに言い、何にあなたを比べることができようか。シオンの娘なるおとめよ、わたしは何をもってあなたになぞらえて、あなたを慰めることができようか。あなたの破れはのように大きい、だれがあなたをいやすことができようか。

14 あなたの預言者たちはあなたのために人を欺く偽りの幻を見た。彼らはあなたの不義をあらわして捕われを免れさせようとはせず、あなたのために人を迷わす偽りの託宣を見た。

15 すべて道行く人は、あなたにむかって手を打ち、エルサレムの娘にむかって、あざ笑い、かつを振って言う、「麗しさのきわみ、全地の喜びととなえられたはこれなのか」と。

16 あなたのもろもろのは、あなたをののしり、あざ笑い、がみして言う、「われわれはこれを滅ぼした、ああ、これはわれわれが望んだだ、今われわれはこれにあい、これを見た」と。

17 主はその計画されたことを行い、警告されたことをなし遂げ、いにしえから命じておかれたように、滅ぼして、あわれむことをせず、あなたについてを喜ばせ、あなたのあだの力を高められた。

18 シオンの娘よ、声高らかに主に呼ばわれ、も昼も川のように涙を流せ。みずから安んじることをせず、あなたのひとみを休ませるな。

19 、初更に起きて叫べ。主のにあなたのを水のように注ぎ出せ。町のかどで、飢えて息も絶えようとする幼な子の命のために、主にむかって両手をあげよ。

20 主よ、みそなわして、顧みてください。あなたはだれにむかってこのように行われたのですか。女は自分の産んだ子、その大事に育てた幼な子を食べるでしょうか。祭司と預言者が主の聖所で殺されていいでしょうか。

21 老いも若きも、ちまたのちりに伏し、わがおとめも、若人も、つるぎで倒されてしまった。あなたは、その怒りにこれを殺し、これをほふって、あわれむことをされなかった。

22 あなたは、わたしの恐れるものを、祭ののように四方から呼び集められた。主の怒りには、のがれた者も残った者もなかった。わたしが、いだき育てた者をわたしのは滅ぼし尽した。

哀歌 3:1-51

1 わたしは彼の怒りのむちによって、悩みにあった人である。

2 彼はわたしをかり立てて、のない暗い中を歩かせ、

3 まことにそのをしばしばかえて、ひねもすわたしを攻められた。

4 彼はわがと皮を衰えさせ、わがを砕き、

5 苦しみと悩みをもって、わたしを囲み、わたしを閉じこめ、

6 遠い昔に死んだ者のように、暗い所に住まわせられた。

7 彼はわたしのまわりに、かきをめぐらして、出ることのできないようにし、重い鎖でわたしをつながれた。

8 わたしは叫んで助けを求めたが、彼はわたしの祈をしりぞけ、

9 切り石をもって、わたしの行く道をふさぎ、わたしの道筋を曲げられた。

10 彼はわたしに対して待ち伏せするくまのように、潜み隠れるししのように、

11 わが道を離れさせ、わたしを引き裂いて、見るかげもないみじめな者とし、

12 そのを張って、わたしをの的のようにされた。

13 彼はその箙の矢をわたしの心臓に打ち込まれた。

14 わたしはすべての民の物笑いとなり、ひねもす彼らの歌となった。

15 彼はわたしを苦い物で飽かせ、にがよもぎをわたしに飲ませられた。

16 彼は小石をもって、わたしのを砕き、灰の中にわたしをころがされた。

17 わがは平和を失い、わたしは幸福を忘れた。

18 そこでわたしは言った、「わが栄えはうせ去り、わたしが主に望むところのものもうせ去った」と。

19 どうか、わが悩みと苦しみ、にがよもぎと胆汁とを心に留めてください。

20 わがは絶えずこれを思って、わがうちにうなだれる。

21 しかし、わたしはこの事をに思い起す。それゆえ、わたしは望みをいだく。

22 主のいつくしみは絶えることがなく、そのあわれみは尽きることがない。

23 これはごとに新しく、あなたの真実は大きい。

24 わがは言う、「主はわたしの受くべき分である、それゆえ、わたしは彼を待ち望む」と。

25 主はおのれを待ち望む者と、おのれを尋ね求める者にむかって恵みふかい。

26 主の救を静かに待ち望むことは、良いことである。

27 人が若い時にくびきを負うことは、良いことである。

28 主がこれを負わせられるとき、ひとりすわって黙しているがよい。

29 をちりにつけよ、あるいはなお望みがあるであろう。

30 おのれを撃つ者にほおを向け、満ち足りるまでに、はずかしめを受けよ。

31 主はとこしえにこのような人を捨てられないからである。

32 彼は悩みを与えられるが、そのいつくしみが豊かなので、またあわれみをたれられる。

33 彼はから人のを苦しめ悩ますことをされないからである。

34 地のすべての捕われ人を下に踏みにじり、

35 いと高き者のに人の公義をまげ、

36 人の訴えをくつがえすことは、主のよみせられないことである。

37 主が命じられたのでなければ、だれが命じて、その事の成ったことがあるか。

38 災もさいわいも、いと高き者のから出るではないか。

39 生ける人はどうしてつぶやかねばならないのか、人は自分の罪の罰せられるのを、つぶやくことができようか。

40 われわれは、自分の行いを調べ、かつ省みて、主に帰ろう。

41 われわれは天にいます神にむかって、手と共に心をもあげよう。

42 「わたしたちは罪を犯し、そむきました、あなたはおゆるしになりませんでした。

43 あなたは怒りをもってご自分をおおい、わたしたちを追い攻め、殺して、あわれまず、

44 また雲をもってご自分をおおい、祈を通じないようにし、

45 もろもろの民の中に、わたしたちをちりあくたとなさいました。

46 はみなわたしたちをののしり、

47 恐れと落し穴と、荒廃と滅亡とが、わたしたちに臨みました。

48 わが民の娘の滅びによって、わたしのには涙の川が流れています。

49 わがは絶えず涙を注ぎ出して、やむことなく、

50 主が天から見おろして、顧みられる時にまで及ぶでしょう。

51 わがはわがのすべてのの最期のゆえに、わたしを痛ませます。