ステップ _9713

勉強

     

ヨナ書 1

1 主の言葉がアミッタイのヨナに臨んでった、

2 「立って、あの大きなニネベに行き、これに向かって呼ばわれ。彼らの悪がわたしのに上ってきたからである」。

3 しかしヨナ主のを離れてタルシシへのがれようと、立ってヨッパに下って行った。ところがちょうど、タルシシへ行くがあったので、賃を払い、主のを離れて、人々と共にタルシシへ行こうとに乗った。

4 時に、は大の上に起されたので、が破れるほどの激しい暴の上にあった。

5 それで水夫たちは恐れて、めいめい自分のを呼び求め、またを軽くするため、その中の積み荷をに投げ捨てた。しかし、ヨナの奥に下り、伏して熟睡していた。

6 そこで船長は来て、彼に言った、「あなたはどうして眠っているのか。起きて、あなたのに呼ばわりなさい。があるいは、われわれを顧みて、助けてくださるだろう」。

7 やがて人々は互に言った、「この災がわれわれに臨んだのは、だれのせいか知るために、さあ、くじを引いてみよう」。そして彼らが、くじを引いたところ、くじはヨナに当った。

8 そこで人々はヨナに言った、「この災がだれのせいで、われわれに臨んだのか、われわれに告げなさい。あなたの職業は何か。あなたはどこから来たのか。あなたのはどこか。あなたはどこの民か」。

9 ヨナは彼らに言った、「わたしはヘブルびとです。わたしはと陸とをお造りになった天のを恐れる者です」。

10 そこで人々ははなはだしく恐れて、彼に言った、「あなたはなんたる事をしてくれたのか」。人々は彼がさきに彼らに告げた事によって、彼が主の前を離れて、のがれようとしていた事を知っていたからである。

11 人々は彼に言った、「われわれのためにが静まるには、あなたをどうしたらよかろうか」。それはがますます荒れてきたからである。

12 ヨナは彼らに言った、「わたしを取ってに投げ入れなさい。そうしたらは、あなたがたのために静まるでしょう。わたしにはよくわかっています。この激しい暴風があなたがたに臨んだのは、わたしのせいです」。

13 しかし人々は船を陸にこぎもどそうとつとめたが、成功しなかった。それはが彼らにらって、いよいよ荒れたからである。

14 そこで人々はに呼ばわって言った、「よ、どうぞ、この人の生命のために、われわれを滅ぼさないでください。また罪なきを、われわれに帰しないでください。よ、これはみ心に従って、なされた事だからです」。

15 そして彼らはヨナを取ってに投げ入れた。するとの荒れるのがやんだ。

16 そこで人々は大いに恐れ、犠牲をにささげて、誓願を立てた。

17 は大いなる魚を備えて、ヨナをのませられた。ヨナその魚の腹の中にいた。

ヨナ書 2

1 ヨナは魚の腹の中からそのに祈って、

2 言った、「わたしは悩みのうちからに呼ばわると、はわたしに答えられた。わたしが陰府のの中から叫ぶと、あなたはわたしの声を聞かれた。

3 あなたはわたしを淵の中、のまん中に投げ入れられた。大水はわたしをめぐり、あなたの波と大波は皆、わたしの上を越えて行った。

4 わたしは言った、『わたしはあなたの前から追われてしまった、どうして再びあなたの聖なる宮を望みえようか』。

5 水がわたしをめぐってにまでおよび、淵はわたしを取り囲み、海草は山の根元でわたしのにまといついた。

6 わたしは地に下り、地の貫の木はいつもわたしの上にあった。しかしわがよ、あなたはわが命を穴から救いあげられた。

7 わががわたしのうちに弱っているとき、わたしはをおぼえ、わたしの祈はあなたに至り、あなたの聖なる宮に達した。

8 むなしい偶像に心を寄せる者は、そのまことの忠節を捨てる。

9 しかしわたしは感謝の声をもって、あなたに犠牲をささげ、わたしの誓いをはたす。救はにある」。

10 は魚にお命じになったので、魚はヨナを陸に吐き出した。

ヨナ書 3

1 時に主の言葉は再びヨナに臨んでった、

2 「立って、あの大きなニネベに行き、あなたに命じる言葉をこれに伝えよ」。

3 そこでヨナ主の言葉に従い、立って、ニネベに行った。ニネベは非常に大きなであって、これを行きめぐるには、を要するほどであった。

4 ヨナはそのにはいり、初め一日路を行きめぐって呼ばわり、「四十を経たらニネベは滅びる」と言った。

5 そこでニネベの人々はを信じ、断食をふれ、大きい者から小さい者まで荒布を着た。

6 このうわさがニネベの王に達すると、彼はその王座から立ち上がり、朝服を脱ぎ、荒布をまとい、の中に座した。

7 また王とその大臣の布告をもって、ニネベ中にふれさせて言った、「人もも牛ももみな、何をもわってはならない。物を食い、を飲んではならない。

8 人も荒布をまとい、ひたすらに呼ばわり、おのおのその悪い道およびその手にある強暴を離れよ。

9 あるいははみ心をかえ、その激しい怒りをやめて、われわれを滅ぼされないかもしれない。だれがそれを知るだろう」。

10 は彼らのなすところ、その悪い道を離れたのを見られ、彼らの上に下そうと言われた災を思いかえして、これをおやめになった。

ヨナ書 4

1 ところがヨナはこれを非常に不快として、激しく怒り、

2 に祈って言った、「よ、わたしがなお国におりました時、この事を申したではありませんか。それでこそわたしは、急いでタルシシにのがれようとしたのです。なぜなら、わたしはあなたが恵み深い神、あわれみあり、怒ることおそく、いつくしみ豊かで、災を思いかえされることを、知っていたからです。

3 それでよ、どうぞ今わたしの命をとってください。わたしにとっては、生きるよりも死ぬ方がましだからです」。

4 は言われた、「あなたの怒るのは、よいことであろうか」。

5 そこでヨナから出て、の東の方に座し、そこに自分のために一つの小屋を造り、のなりゆきを見きわめようと、そのの日陰にすわっていた。

6 時になるは、ヨナを暑さの苦痛から救うために、とうごまを備えて、それを育て、ヨナの上に日陰を設けた。ヨナはこのとうごまを非常に喜んだ

7 ところがは翌日の夜明けに虫を備えて、そのとうごまをかませられたので、それは枯れた

8 やがて太陽が出たとき、が暑い東を備え、また太陽ヨナを照したので、ヨナは弱りはて、死ぬことを願って言った、「生きるよりも死ぬ方がわたしにはましだ」。

9 しかしヨナに言われた、「とうごまのためにあなたの怒るのはよくない」。ヨナは言った、「わたしは怒りのあまり狂い死にそうです」。

10 は言われた、「あなたは労せず、育てず、一夜生じて、一夜滅びたこのとうごまをさえ、惜しんでいる。

11 ましてわたしは十二万あまりの、右左をわきまえない人々と、あまたの家畜とのいるこの大きなニネベを、惜しまないでいられようか」。