Gradus 3: Step 3

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創世記 8

1 ノアと、箱舟の中にいたすべての生き物と、すべての家畜とを心にとめられたを地の上に吹かせられたので、水は退いた。

2 また淵の源と、天の窓とは閉ざされて、天から雨が降らなくなった。

3 それで水はしだいに地の上から引いて、五十の後には水が減り、

4 箱舟は七十七にアララテのにとどまった。

5 水はしだいに減って、十になり、十一日に々の頂が現れた。

6 四十たって、ノアはその造った箱舟の窓を開いて、

7 からすを放ったところ、からすは地の上から水がかわききるまで、あちらこちらへ飛びまわった。

8 ノアはまた地のおもてから、水がひいたかどうかを見ようと、彼の所から、はとを放ったが、

9 はとはの裏をとどめる所が見つからなかったので、箱舟のノアのもとに帰ってきた。水がまだ全地のおもてにあったからである。彼はを伸べて、これを捕え、箱舟の中の彼のもとに引き入れた。

10 それから七待って再びはとを箱舟から放った。

11 はとは夕方になって彼のもとに帰ってきた。見ると、そのくちばしには、オリブの若葉があった。ノアは地から水がひいたのを知った。

12 さらに七待ってまた、はとを放ったところ、もはや彼のもとには帰ってこなかった。

13 一歳の一一日になって、地の上の水はかれた。ノアが箱舟のおおいを取り除いて見ると、土のおもては、かわいていた。

14 二十になって、地は全くかわいた。

15 この時、ノアに言われた、

16 「あなたはと、子らと、子らのたちと共に箱舟を出なさい。

17 あなたは、共にいるなるすべての生き物、すなわちと家畜と、地のすべての這うものとを連れて出て、これらのものが地に群がり、地の上にふえ広がるようにしなさい」。

18 ノアは共にいた子らと、と、子らのたちとを連れて出た。

19 またすべての獣、すべての這うもの、すべての、すべて地の上に動くものは皆、種類にしたがって箱舟を出た。

20 ノアは主に祭壇を築いて、すべての清い獣と、すべての清いとのうちから取って、燔祭を祭壇の上にささげた。

21 主はその香ばしいかおりをかいで、心に言われた、「わたしはもはや二度と人のゆえに地をのろわない。人がに思い図ることは、幼い時から悪いからである。わたしは、このたびしたように、もう二度と、すべての生きたものを滅ぼさない。

22 地のある限り、種まきの時も、刈入れの時も、暑さ寒さも、夏も、昼も夜もやむことはないであろう」。

創世記 9

1 ノアとその子らとを祝福して彼らに言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ。

2 地のすべての獣、空のすべての、地に這うすべてのもの、のすべての魚は恐れおののいて、あなたがたの支配に服し、

3 すべて生きて動くものはあなたがたの食物となるであろう。さきに青をあなたがたに与えたように、わたしはこれらのものを皆あなたがたに与える

4 しかしを、その命であるのままで、食べてはならない。

5 あなたがたの命のを流すものには、わたしは必ず報復するであろう。いかなる獣にも報復する。兄弟である人にも、わたしは人の命のために、報復するであろう。

6 人のを流すものは、人にを流される、が自分のかたちに人を造られたゆえに。

7 あなたがたは、生めよ、ふえよ、地に群がり、地の上にふえよ」。

8 ノアおよび共にいる子らに言われた、

9 「わたしはあなたがた及びあなたがたのの子孫と契約を立てる。

10 またあなたがたと共にいるすべての生き物、あなたがたと共にいる、家畜、地のすべての獣、すなわち、すべて箱舟から出たものは、地のすべての獣にいたるまで、わたしはそれと契約を立てよう。

11 わたしがあなたがたと立てるこの契約により、すべてなる者は、もはや洪水によって滅ぼされることはなく、また地を滅ぼす洪水は、再び起らないであろう」。

12 さらには言われた、「これはわたしと、あなたがた及びあなたがたと共にいるすべての生き物との間に代々かぎりなく、わたしが立てる契約のしるしである。

13 すなわち、わたしは雲の中に、にじを置く。これがわたしと地との間の契約のしるしとなる。

14 わたしが雲を地の上に起すとき、にじは雲の中に現れる。

15 こうして、わたしは、わたしとあなたがた、及びすべてなるあらゆる生き物との間に立てた契約を思いおこすゆえ、水はふたたび、すべてなる者を滅ぼす洪水とはならない。

16 にじが雲の中に現れるとき、わたしはこれを見て、が地上にあるすべてなるあらゆる生き物との間に立てた永遠の契約を思いおこすであろう」。

17 そしてノアに言われた、「これがわたしと地にあるすべてなるものとの間に、わたしが立てた契約のしるしである」。

18 箱舟から出たノアの子らはセム、ハム、ヤペテであった。ハムはカナンの父である。

19 この三人はノアの子らで、全地の民は彼らから出て、広がったのである。

20 さてノアは農となり、ぶどう畑をつくり始めたが、

21 彼はぶどう酒を飲んで酔い、天幕の中で裸になっていた。

22 カナンの父ハムは父のを見て、外にいるふたりの兄弟に告げた。

23 セムヤペテとは着物を取って、肩にかけ、うしろ向きに歩み寄って、父のをおおい、をそむけて父のを見なかった。

24 やがてノアは酔いがさめて、末のが彼にした事を知ったとき、

25 彼は言った、「カナンはのろわれよ。彼はしもべのしもべとなって、その兄弟たちに仕える」。

26 また言った、「セム、主はほむべきかな、カナンはそのしもべとなれ。

27 ヤペテを大いならしめ、セムの天幕に彼を住まわせられるように。カナンはそのしもべとなれ」。

28 ノアは洪水の、なお三五十年生きた。

29 ノアの年は合わせて五十歳であった。そして彼は死んだ。

創世記 10

1 ノアのセム、ハム、ヤペテの系図は次のとおりである。洪水の、彼らに子が生れた。

2 ヤペテの子孫ゴメルマゴグマダイ、ヤワン、トバル、メセク、テラスであった。  

3 ゴメルの子孫はアシケナズ、リパテ、トガルマ

4 ヤワンの子孫はエリシャ、タルシシ、キッテム、ドダニムであった。

5 これらから海沿いの地の国民が分れて、おのおのその土地におり、その言語にしたがい、その氏族にしたがって、その国々に住んだ。

6 ハムの子孫はクシ、ミツライム、プテ、カナンであった。

7 クシの子孫はセバハビラサブタラアマ、サブテカであり、ラアマの子孫はシバデダンであった。

8 クシの子はニムロデであって、このニムロデは世の権力者となった最初の人である。

9 彼は主のに力ある狩猟者であった。これから「主のに力ある狩猟者ニムロデのごとし」ということわざが起った。

10 彼の最初シナルの地にあるバベル、エレク、アカデ、カルネであった。

11 彼はその地からアッスリヤに出て、ニネベレホボテイリカラ

12 およびニネベカラとの間にある大いなるレセンを建てた

13 ミツライムからルデ族、アナミ族、レハビ族ナフト族

14 パテロス族、カスル族カフトリ族が出た。カフトリ族からペリシテ族が出た。

15 カナンからその長子シドンが出て、またヘテが出た。

16 その他エブスびと、アモリびと、ギルガシびと、

17 ヒビびと、アルキびと、セニびと

18 アルワデびと、ゼマリびとハマテびとが出た。になってカナンびとの氏族がひろがった。

19 カナンびとの境はシドンからゲラルを経てガザに至り、ソドムゴモラ、アデマ、ゼボイムを経て、レシャに及んだ

20 これらはハムの孫であって、その氏族とその言語とにしたがって、その土地と、その国々にいた。

21 セムにもが生れた。セムエベルのすべての孫の先祖であって、ヤペテであった。

22 セム孫はエラムアシュルアルパクサデルデ、アラムであった。

23 アラムの孫はウヅホルゲテルマシであった。

24 アルパクサデの子はシラシラの子はエベルである。

25 エベルにふたりの子が生れた。そのひとりの名をペレグといった。これは彼の代に地の民が分れたからである。その弟の名をヨクタンといった。

26 ヨクタンアルモダデシャレフハザルマウテエラ

27 ハドラムウザルデクラ

28 オバルアビマエルシバ

29 オフルハビラヨバブが生れた。これらは皆ヨクタンの子であった。

30 彼らが住んだ所はメシャから東のセパルに及んだ。

31 これらはセム孫であって、その氏族とその言語とにしたがって、その土地と、その国々にいた。

32 これらはノアの子らの氏族であって、血統にしたがって々に住んでいたが、洪水の、これらから地上の諸民が分れたのである。

創世記 11:1-9

1 全地は同じ発音、同じ言葉であった。

2 時に人々は東に移り、シナルの地に平野を得て、そこに住んだ。

3 彼らは互に言った、「さあ、れんがを造って、よく焼こう」。こうして彼らは石の代りに、れんがを得、しっくいの代りに、アスファルトを得た。

4 彼らはまた言った、「さあ、と塔とを建てて、その頂を天に届かせよう。そしてわれわれは名を上げて、全地のおもてに散るのを免れよう」。

5 時に主は下って、人のたちの建てると塔とを見て、

6 言われた、「民は一つで、みな同じ言葉である。彼らはすでにこの事をしはじめた。彼らがしようとする事は、もはや何事もとどめ得ないであろう。

7 さあ、われわれは下って行って、そこで彼らの言葉を乱し、互に言葉が通じないようにしよう」。

8 こうして主が彼らをそこから全地のおもてに散らされたので、彼らは建てるのをやめた。

9 これによってその町の名はバベルと呼ばれた。主がそこで全地の言葉を乱されたからである。主はそこから彼らを全地のおもてに散らされた。