天界の秘義 #5265

Од страна на Емануел Сведенборг

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5265. 「七頭の良い雌ウシは、七年です」とは、準内部の自然的なものの中にある真理が、増加していく状態を指します。良い意味での「雌ウシ」とは、準内部の自然的なものに属する諸真理を指します(5198節)。「年」とは、状態を意味します(482,487,488,493,893節)。七とありますが、この「七」は聖なるものを意味し、取りあつかう事柄を、聖なるものとして形容すると同時に(395,433,716,881節)、最初から最後までという全過程を含めるとの意味があります(728節)。したがって、夢の中で見たのは、七頭の雌ウシ、七束の穂、七年の豊作であり、七年の飢饉でした。七日目が聖とされたのは、そのためです。また教会における七年目は、安息の年でしたし、七年の七倍は、ヨベルの年 でした。

② 「七」は、霊たちの世界における数の意味から見ると、聖なるものを指します。霊界では、数の一つ一つには、それなりの事柄が含意されます。わたしは、数を目撃したことが何度かありました。素数 や複合数 など、一連の長い系列で現れたので、その意味に驚きました。これは天使の言語をよりどころに実在化したもので、事柄もまた、数で表現されるのが普通だそうです。

このような数は、天界では現れませんが、霊たちの世界で現れ、眼前に浮き彫りにされます。これは天的人間として、天使たちと語っていた最古代人の知るところでした。かれらは、数を用いて、教会の資質評価 を作り上げていました。かれらは、それぞれについては個別単語で表わした事柄を、数を用いて、普遍的に表現しました。ただし個々の数が何を意味したか、子孫の中には残っていません。ただ、二、三、六、七、八、十二、それから二十四、七十二、七十七のような単純数に含まれる意味だけです。

とりわけ「七」は、最も聖なるもの(至聖)を意味し、最高の意味では、神ご自身を意味し、表象的には、愛の天的なものを意味しました。したがって、第七日目というと、天的人間の状態を意味しました(84-87節)。

③ 数が事物(事柄、物事) を意味したことは、〈みことば〉の中の多くの個所から明らかです。ヨハネの書には次のようにあります。

「理知のある人は、ケモノの数字を解きなさい。それは人間の数字である。すなわち、その数字は、六百六十六である」(黙示録 13:18)。

同じく、他の個所には、次のようにあります。

「天使が、聖なるエルサレムの城壁を測ると、百四十四キュビトあった。これは人間、すなわち天使の尺度である」(黙示録 21:17)。

百四十四という数は、十二の二乗です。また七十二の倍数です。

  
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