天界の秘義 # 5314

Написано Эмануэль Сведенборг

Изучить этот эпизод

  
/ 10837  
  

5314. 第41-44節: またパロは、ヨセフに言った。見よ、わたしはあなたにエジプト全土をつかさどらせる、と。パロは、自分の手から指輪をはずして、ヨセフの手にはめ、亜麻布の衣服を着せ、金の鎖をかれの首の周りにかけた。自分に続く第二の車にかれを乗せ、かれの前には、「ひざまずけ」と呼ばわらせ、かれにエジプト全土をつかさどらせた。パロはヨセフに言った。わたしはパロである。エジプト全土であなたを差し置いて、自分の手や足を上げることはない、と。

「またパロは、ヨセフに言った」とは、自然的なものが、霊的なものの天的なものに根ざして感じた、さらなる感知を意味します。「見よ、わたしはあなたにエジプト全土をつかさどらせる」とは、両方の自然的なものにたいする支配権を指します。「パロは、自分の手から指輪をはずして」とは、あらかじめ、パロがもっていた能力を確認することを意味します。「ヨセフの手にはめ」とは、その能力のすべてを、霊的なものの天的なものに譲ったことを意味します。「亜麻布の衣服を着せ」とは、霊的なものの天的なものにある外部的なしるしを意味します。「亜麻布の衣服」とは、神由来の諸真理を指します。「金の鎖をかれの首の周りにかけた」とは、善の働きの結果として、より内部のものが、より外部のものと結びついたしるしを示します。「第二の車にかれを乗せ」とは、善と真理の全教義が、かれに依存するというしるしを指します。「自分に続く」とは、自然的なものを介してという意味です。「かれの前には、ひざまずけと呼ばわらせ」とは、信仰による承認と、崇敬とを意味します。「かれにエジプト全土をつかさどらせた」とは、そのような権限がかれにあることを意味します。「パロはヨセフに言った」とは、さらに深くなった感知を意味します。「わたしはパロである」とは、自然的なものは、それに由来することを意味します。「あなたを差し置いて、自分の手を上げることはない」とは、霊的なものにあるすべての能力は、〈霊的なものの天的なもの〉に依存することを指します。「自分の足を」とは、自然的なものにあるすべての能力を指します。「エジプト全土で」とは、両方の自然的なものにあるとの意味です。

  
/ 10837  
  

Many thanks to Arcana Press for their permission to use this translation online.