天界の秘義 #5271

Durch Emanuel Swedenborg

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5271. 第28-32節: わたしがパロに申し上げる言葉は、神がこれからなさることで、これをパロに示されました。見よ、七年がやってきます。それはエジプト全土における年々の大豊作です。その後、七年の飢饉が起こります。エジプトの地では、年々の豊作が忘れられ、飢饉が地を滅ぼすでしょう。後に来る飢饉を目前にして、地では年々の豊作が認められなくなります。飢饉は非常に深刻だからです。パロへの夢が二度繰り返されたのは、これが神によって定められた言葉であり、神がすみやかになさることだからです。

「わたしがパロに申し上げる言葉は」とは、自然的なものが、霊的・天的なものに根ざして考察したという意味です。「神がこれからなさることで」とは、摂理的配慮によることです。「これをパロに示されました」とは、自然的なものが感じ取ったことです。「見よ、七年がやってきます」とは、摂理的な状態を指します。

「それはエジプト全土における年々の大豊作です」とは、両方の自然的なものの中で真理が増し加わることを指します。「その後、七年の飢饉が起こります」とは、後続の状態で、真理が欠落するときです。「エジプトの地では、年々の豊作が忘れられ」とは、両方の自然的なものの中で、外見上、真理が排除され、喪失することを指します。「飢饉が地を滅ぼすでしょう」とは、絶望にまでいたることを言います。「地では年々の豊作が認められなくなります」とは、以前に存在した真理について、何も感じ取れなくなるという意味です。「後に来る飢饉を目前にして、飢饉は非常に深刻だからです」とは、そのような欠落が原因であるとの意味です。「パロへの夢が二度繰り返されたのは」とは、両方の自然的なものにたいしての摂理的配慮があったためを言います。「これが神によって定められた言葉であり」とは、神的なものであることを指します。「神がすみやかになさることだからです」とは、全面的な結果を伴うことを言います。

  
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Many thanks to Arcana Press for their permission to use this translation online.