生命の教義#13

作者: エマニュエル・スウェデンボルグ

この節の研究

  
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13. 霊的善をもっている人は、道徳的人間であると同時に、社会的人間です。それにたいし、霊的善がない人は、道徳的・社会的人間に見えますが、実際は違います。霊的善をもっている人は、道徳的・社会的人間です。なぜなら、霊的善の中には善の本質が内在しており、また道徳的・社会的善は、霊的善に根差しているからです。

善の本質は、善そのものにまします方に由来します。善は、何に由来して善となるか、あらゆる点から考えをめぐらし、心を集中して、問うてみてください。すると、みずからの存在に由来することが分かります。みずからのうちに善の存在を有する善であることが分かります。それは結局、善自身の力で存在する善であることが分かります。それはつまり神のみ力です。したがって、神に由来せず、人に由来する善は、善ではないということです。

  
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