ステップ _9713

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エゼキエル書 1

1 三十五日に、わたしがケバルのほとりで、捕囚の人々のうちにいた時、天が開けて、神の幻を見た。

2 これはエホヤキン王の捕え移された第五年であって、その月の五日に、

3 主の言葉がケバルのほとり、カルデヤびとの地でブジの祭司エゼキエルに臨み、主のがその所で彼の上にあった。

4 わたしが見ていると、見よ、激しいと大いなる雲がから来て、その周囲に輝きがあり、たえずを吹き出していた。そのの中に青銅のように輝くものがあった。

5 またその中からつの生きものの形が出てきた。その様子はこうである。彼らは人の姿をもっていた。

6 おのおのつのをもち、またそのおのおのにつの翼があった。

7 そのはまっすぐで、のうらは子牛ののうらのようであり、みがいた青銅のように光っていた。

8 その方に、そのおのおのの翼の下に人のがあった。このつの者はみなと翼をもち、

9 翼は互に連なり、行く時は回らずに、おのおのの向かうところにまっすぐに進んだ。

10 の形は、おのおのその前方に人のをもっていた。つの者は右の方に、ししのをもち、つの者は左の方に牛のをもち、またつの者は後ろの方に、わしのをもっていた。

11 彼らのはこのようであった。その翼は高く伸ばされ、そのつは互に連なり、他のつをもってからだをおおっていた。

12 彼らはおのおのそのの向かうところへまっすぐに行き、霊の行くところへ彼らも行き、その行く時は回らない。

13 この生きもののうちには燃える炭ののようなものがあり、たいまつのように、生きものの中を行き来している。は輝いて、そのから、いなずまが出ていた。

14 生きものは、いなずまのひらめきのように速く行き来していた。

15 わたしが生きものを見ていると、生きもののかたわら、地の上に輪があった。つの生きものおのおのに、一つずつの輪である。

16 もろもろの輪の形と作りは、光る貴かんらん石のようである。つのものは同じ形で、その作りは、あたかも、輪の中に輪があるようである。

17 その行く時、彼らは方のいずれかに行き、行く時は回らない。

18 つの輪には輪縁と輻とがあり、その輪縁の周囲はをもって満たされていた。

19 生きものが行く時には、輪もそのかたわらに行き、生きものが地からあがる時は、輪もあがる。

20 霊の行く所には彼らも行き、輪は彼らに伴ってあがる。生きものの霊が輪の中にあるからである。

21 彼らが行く時は、これらも行き、彼らがとどまる時は、これらもとどまり、彼らが地からあがる時は、輪もまたこれらと共にあがる。生きものの霊が輪の中にあるからである。

22 生きもののの上に水晶のように輝く大空の形があって、彼らのの上に広がっている。、

23 大空下にはまっすぐに伸ばした翼があり、たがいに相連なり、生きものはおのおのつの翼をもって、からだをおおっている。

24 その行く時、わたしは大水の声、全能者の声のような翼の声を聞いた。その声の響きは大軍の声のようで、そのとどまる時は翼をたれる。

25 また彼らのの上の大空から声があった。彼らが立ちとどまる時は翼をおろした。

26 彼らのの上の大空の上に、サファイヤのような位の形があった。またその位の形の上に、人の姿のような形があった。

27 そしてその腰とみえる所の上の方にの形のような光る青銅の色のものが、これを囲んでいるのを見た。わたしはそのとみえる所の下の方に、のようなものを見た。そして彼のまわりに輝きがあった。

28 そのまわりにある輝きのさまは、雨のに雲に起るにじのようであった。

エゼキエル書 2

1 彼はわたしに言われた、「人のよ、立ちあがれ、わたしはあなたに語ろう」。

2 そして彼がわたしに語られた時、霊がわたしのうちに入り、わたしを立ちあがらせた。そして彼のわたしに語られるのを聞いた

3 彼はわたしに言われた、「人のよ、わたしはあなたをイスラエルの民、すなわちわたしにそむいた反逆の民につかわす。彼らもその先祖も、わたしにそむいて今に及んでいる。

4 彼らは厚で強情な者たちである。わたしはあなたを彼らにつかわす。あなたは彼らに『主なる神はこう言われる』と言いなさい。

5 彼らは聞いても、拒んでも、(彼らは反逆のだから)彼らの中に預言者がいたことを知るだろう。

6 人のよ、彼らを恐れてはならない。彼らの言葉をも恐れてはならない。たといあざみといばらがあなたと一緒にあっても、またあなたが、さそりの中に住んでも、彼らの言葉恐れてはならない。彼らのをはばかってはならない。彼らは反逆のである。

7 彼らが聞いても、拒んでも、あなたはただわたしの言葉を彼らにらなければならない。彼らは反逆の家だから。

8 人のよ、わたしがあなたに語るところを聞きなさい。反逆ののようにそむいてはならない。あなたのを開いて、わたしが与えるものを食べなさい」。

9 この時わたしが見ると、見よ、わたしの方に伸べたがあった。また見よ、の中に巻物があった。

10 彼がわたしのにこれを開くと、その表にも裏にも文字が書いてあった。その書かれていることは悲しみと、嘆きと、災の言葉であった。

エゼキエル書 3

1 彼はわたしに言われた。「人のよ、あなたに与えられたものを食べなさい。この巻物を食べ、行ってイスラエルのに語りなさい」。

2 そこでわたしがを開くと、彼はわたしにその巻物を食べさせた。

3 そして彼はわたしに言われた、「人のよ、わたしがあなたに与えるこの巻物を食べ、これであなたのを満たしなさい」。わたしがそれを食べると、それはわたしのに甘いこと蜜のようであった。

4 彼はまたわたしに言われた、「人のよ、イスラエルのに行って、わたしの言葉りなさい。

5 わたしはあなたを、異国語を用い、舌の重い民につかわすのでなく、イスラエルのにつかわすのである。

6 すなわちあなたがその言葉を知らない、異国の舌の重い多くの民につかわすのではない。もしわたしがあなたをそのような民につかわしたら、彼らはあなたに聞いたであろう。

7 しかしイスラエルのはあなたに聞くのを好まない。彼らはわたしに聞くのを好まないからである。イスラエルのはすべて厚顔でまた強情である。

8 見よ、わたしはあなたのを彼らのに向かって堅くし、あなたの額を彼らの額に向かって堅くした。

9 わたしはあなたの額を岩よりも堅いダイヤモンドのようにした。ゆえに彼らを恐れてはならない。彼らのをはばかってはならない。彼らは反逆のである」。

10 また彼はわたしに言われた、「人のよ、わたしがあなたにるすべての言葉をあなたの心におさめ、あなたの耳に聞きなさい。

11 そして捕囚の人々、あなたの民の人々の所へ行って、彼らが聞いても、彼らが拒んでも、『主なる神はこう言われる』と彼らに言いなさい」。

12 時に霊がわたしをもたげた。そして主の栄光がその所からのぼった時、わたしのに大いなる地震の響きを聞いた

13 それは互に相触れる生きものの翼の音と、そのかたわらの輪の音で、大いなる地震のように響いた。

14 霊はわたしをもたげ、わたしを取り去ったので、わたしは心を熱くし、苦々しい思いで出て行った。主のが強くわたしの上にあった。

15 そしてわたしはケバルのほとりのテルアビブにいる捕囚の人々のもとへ行き、七の間、驚きあきれて彼らの中に座した。

16 過ぎて後、主の言葉がわたしに臨んだ、

17 「人のよ、わたしはあなたをイスラエルののために見守る者とした。あなたはわたしのから言葉聞くたびに、わたしに代って彼らを戒めなさい。

18 わたしが悪人に『あなたは必ず死ぬ』と言うとき、あなたは彼の命を救うために彼を戒めず、また悪人を戒めて、その悪い道から離れるように語らないなら、その悪人は自分の悪のために死ぬ。しかしそのをわたしはあなたのから求める。

19 しかし、もしあなたが悪人を戒めても、彼がその悪をも、またその悪い道をも離れないなら、彼はその悪のために死ぬ。しかしあなたは自分の命を救う。

20 また義人がその義にそむき、不義を行うなら、わたしは彼のに、つまずきを置き、彼は死ぬ。あなたが彼を戒めなかったゆえ、彼はそののために死に、その行った義は覚えられない。しかしそのをわたしはあなたのから求める。

21 けれども、もしあなたが義人を戒めて、罪を犯さないように語り、そして彼が罪を犯さないなら、彼は戒めを受けいれたゆえに、その命を保ち、あなたは自分の命を救う」。

22 その所で主のがわたしの上に臨み、彼はわたしに言われた、「立って、平野に出て行きなさい。その所でわたしはあなたに語ろう」。

23 そこで、わたしは立って平野に出て行った。見よ、主の栄光が、かつてわたしがケバルのほとりで見た栄光のように、その所に立ち現れたので、わたしはひれ伏した。

24 しかし霊がわたしのうちにはいって、わたしを立ちあがらせ、わたしに語って言った、「行って、あなたのにこもっていなさい。

25 人のよ、見よ、彼らはあなたの上になわをかけ、それであなたを縛り、あなたを民の中に行かせないようにする。

26 わたしはあなたの舌を上あごにつかせ、あなたをおしにして、彼らを戒めることができないようにする。彼らは反逆のだからである。

27 しかし、わたしがあなたと語るときは、あなたのを開く。あなたは彼らに『主なる神はこう言われる』と言わなければならない。聞く者は聞くがよい、拒む者は拒むがよい。彼らは反逆のだからである。

エゼキエル書 4

1 人のよ、一枚のかわらを取って、あなたのに置き、その上にエルサレムを描きなさい。

2 そしてこれを取り囲み、これにむかって雲梯を設け、塁を築き、陣を張り、その回りに城くずしを備えてこれを攻めなさい。

3 またの板をとり、それをあなたとの間に置いての壁となし、あなたのをこれに向けなさい。をこのように囲んで、その包囲を押し進めなさい。これがイスラエルののしるしである。

4 あなたはまた自分の左脇を下にして寝なさい。わたしはあなたの上にイスラエルのの罰を置く。あなたはこのようにして寝ているの間、彼らの罰を負わなければならない。

5 わたしは彼らの罰の年数に等しいその数、すなわち三九十をあなたのために定める。その間あなたはイスラエルのの罰を負わなければならない。

6 あなたはその期間を終ったなら、また右脇を下にして寝て、ユダの罰を負わなければならない。わたしは一日を一年として四十をあなたのために定める。

7 あなたは自分のエルサレムの包囲の方に向け、腕をあらわし、町に向かって預言しなければならない。

8 見よ、わたしはあなたに、なわをかけて、あなたの包囲の期間の終るまで、左右に動くことができないようにする。

9 あなたはまた小麦、大麦、豆、レンズ豆、あわ、はだか麦を取って、一つの器に入れ、これでパンを造り、あなたが横になって寝るの数、すなわち三九十の間これを食べなければならない。

10 あなたが食べる食物は量って一日二十シケルである。あなたは一日に一度これを食べなければならない。

11 また水を量って一ヒンの分の一を一日に一度飲まなければならない。

12 あなたは大麦の菓子のようにしてこれを食べなさい。すなわち彼らのの前でこれを人の糞で焼かなければならない」。

13 そして主は言われた、「このようにイスラエルの民はわたしが追いやろうとする国々の中で汚れたパンを食べなければならない」。

14 そこでわたしは言った、「ああ、主なる神よ、わたしは自分を汚したことはありません。わたしは幼い時から今日まで、自然に死んだものや、野獣に裂き殺されたものを食べたことはありません。また汚れたがわたしのにはいったことはありません」。

15 すると彼はわたしに言われた、「見よ、わたしは牛の糞をもって人の糞に換えることをあなたにゆるす。あなたはそれで自分のパンを整えなさい」。

16 またわたしに言われた、「人のよ、見よ、わたしはエルサレムで人のつえとするパンを打ち砕く。彼らはパンを量って、恐れながら食べ、また水を量って驚きながら飲む。

17 これは彼らをパンと水とに乏しくし、互に驚いて顔を見合わせ、その罰のために衰えさせるためである。

エゼキエル書 5

1 人のよ、鋭いつるぎを取り、それを理髪師のかみそりとして、あなたのと、ひげとをそり、はかりで量って、その毛を分けなさい。

2 その三分の一は包囲の期間の終る時、の中で火で焼き、また三分の一を取り、つるぎでのまわりでこれを打ち、さらに三分の一をに散らしなさい。わたしはつるぎを抜いて、彼らのあとを追う。

3 あなたはその毛を少し取って、衣のすそに包み、

4 またそのうちから少しを取っての中に投げ入れ、でこれを焼きなさい。はその中から出て、イスラエルのに及ぶ。

5 主なる神はこう言われる、わたしはこのエルサレムを万国の中に置き、国々をそのまわりに置いた。

6 エルサレムは他の国々よりも悪しく、わたしのおきてにそむき、そのまわりの国々よりもわたしの定めにそむいた。すなわち彼らはわたしのおきてを捨て、わたしの定めに歩まなかった。

7 それゆえ主はこう言われる、あなたがたはそのまわりにいる異邦人よりも狂暴であって、わたしの定めに歩まず、わたしのおきてを行わず、むしろ、あなたがたの回りにいる異邦人のおきてを守っていた。

8 それゆえ主なる神はこう言われる、見よ、わたしはあなたを攻め、異邦人の前で、あなたの中にさばきを行う。

9 あなたのもろもろの憎むべき事のために、わたしがまだした事のないような事、またこの後ふたたびしないような事をあなたに対してする。

10 それゆえ、あなたのうちで父はその子を食い、子はその父を食う。わたしはあなたに対してさばきを行い、あなたのうちの残りの者をことごとく四方のに散らす。

11 それゆえ、主なる神は言われる、わたしは生きている。あなたはその忌むべき物と、その憎むべき事とをもって、わたしの聖所を汚したので、わたしは必ずあなたの数を減らす。わたしのはあなたを惜しみ見ず、またわたしはあなたをあわれまない。

12 あなたの三分の一はあなたの中で疫病で死に、ききんで滅び、三分の一はあなたのまわりでつるぎに倒れ、三分の一は四方のに散らされる。わたしはつるぎを抜いてそのあとを追う。

13 こうしてわたしは怒りを漏らし尽し、憤りを彼らの上に漏らして、満足する。こうして、わたしの憤りを彼らの上に漏らし尽した時、彼らは主であるわたしが熱心に語ったことを知るであろう。

14 わたしはまわりにある国々の中と、すべてそばを通る者のの前であなたを滅亡とあざけりに渡す。

15 わたしが怒りと、憤りと、重い懲罰とをもって、あなたに対してさばきを行う時、あなたはそのまわりにある国々のあざけりとなり、そしりとなり、戒めとなり、驚きとなる。これは主であるわたしが語るのである。

16 すなわち、わたしがあなたを滅ぼすききんの、滅亡のをあなたに放つ時、わたしはあなたを滅ぼすために放つのだ。わたしはあなたの上にききんを増し加え、あなたがつえとするパンを打ち砕く。

17 わたしはあなたにききんと野獣を送って、あなたの子を奪い取り、また疫病と流にあなたの中を通らせ、またつるぎをあなたに送る。主であるわたしがこれを言う」。

エゼキエル書 6

1 主の言葉が、わたしに臨んでった、

2 「人のよ、あなたのイスラエルの々に向け、預言して、

3 え。イスラエルの々よ、主なる神の言葉を聞け。主なる神はと、谷と川に向かって、こうわれる、見よ、わたしはつるぎをあなたがたに送り、あなたがたの高き所を滅ぼす。

4 あなたがたの祭壇は荒され、あなたがたの香の祭壇はこわされる。わたしはあなたがたの偶像のに、あなたがたの殺された者を投げ出す。

5 わたしはイスラエルの民の死体を彼らの偶像のに置き、をあなたがたの祭壇のまわりに散らす。

6 すべてあなたがたの住む所で々は滅ぼされ、高き所は荒される。こうしてあなたがたの祭壇はこわし荒され、あなたがたの偶像は砕かれて滅び、あなたがたの香の祭壇は倒され、あなたがたのわざは消し去られる。

7 また殺された者はあなたがたのうちに倒れる。これによって、あなたがたはわたしが主であることを知るようになる。

8 わたしは、あなたがたのある者を生かしておく。あなたがたが、つるぎをのがれて国々の中におり、国々に散らされる時、

9 あなたがたのうちののがれた者は、その捕え移された国々の中でわたしを思い出す。これはわたしが、彼らのわたしを離れた姦淫のと、偶像を慕って姦淫を行うをくじくからである。そして彼らはそのもろもろの憎むべきことと、その犯した悪のために、みずからをいとうようになる。

10 そして彼らはわたしが主であることを知る。この災を彼らに対して下すと、わたしが言ったのは決してむなしい事ではない」。

11 主なる神はこう言われる、「あなたは手を打ち、を踏みならして言え。ああ、イスラエルののすべての悪しき憎むべき者はわざわいだ。彼らはつるぎと、ききんと、疫病に倒れるからである。

12 遠くにいる者は疫病で死に、近くにいる者はつるぎに倒れる。生き残って身を全うする者はききんによって死ぬ。このようにわたしはわが憤りを彼らの上に漏らし尽す。

13 彼らの殺される者がその偶像の中にあり、その祭壇のまわりにあり、すべての高きの上にあり、すべてのの頂にあり、すべての青下にあり、すべての茂ったかしの下にあり、彼らがこうばしいかおりを、すべての偶像にささげた所にある時、あなたがたはわたしが主であることを知るのである。

14 わたしはまたを彼らの上に伸べて、その地を荒し、すべて彼らの住む所を、荒野からリブラまで荒れ地とする。これによって彼らはわたしが主であることを知るようになる」。

エゼキエル書 7

1 主の言葉がまたわたしに臨んだ、

2 「人のよ、イスラエルの地の終りについて主はこう言われる、この方の境に終りが来た

3 いま、あなたの終りが来た。わたしはわが怒りをあなたに漏らし、あなたの行いに従って、あなたをさばき、あなたのもろもろの憎むべき物のためにあなたを罰する。

4 わたしのはあなたを惜しみ見ず、またあなたをあわれまない。わたしはあなたの行いのためにあなたを罰する。あなたの憎むべき事があなたのうちにある。これによって、あなたがたはわたしが主であることを知るようになる。

5 主なる神はこう言われる、災が引き続いて起る。見よ、災が来る

6 終りが来る。その終りが来る。それが起って、あなたに臨む。見よ、それが来る

7 この地に住む者よ、あなたの最後の運命があなたに来た。時は来たが近づいた。混乱ので、々に聞える喜びのではない。

8 今わたしは、すみやかにわたしの憤りをあなたの上に注ぎ、わたしの怒りをあなたに漏らし尽し、あなたの行いに従ってあなたをさばき、あなたのもろもろの憎むべき事のためにあなたを罰する。

9 わたしのはあなたを惜しみ見ず、またあなたをあわれまない。わたしはあなたの行いのためにあなたを罰する。あなたの憎むべき事があなたのうちにある。これによって、あなたがたは、主であるわたしがあなたを撃つことを知るようになる。

10 見よ、そのを。また見よ、かの来た。あなたの最後の運命が来た。不義は花咲き、高ぶりは芽を出した。

11 暴虐はつのって悪のつえとなった。彼らもその群衆も、その富も消え、また彼らの名声も消えて何も残らなくなる。

12 時は来たは近づいた。買う者は喜ぶな。売る者は悲しむな。怒りがすべての群衆の上に臨むからだ。

13 売る者はたとい生きていても、その売ったものに帰ることはない。怒りがそのすべての民衆の上にあるからだ。それはもとに帰らない。その不義のために、だれも命を全うすることはできない。

14 人々がラッパを吹いて備えをしても戦いに出る者はない。それはわたしの怒りがそのすべての群衆の上にあるからだ。

15 外にはつるぎがあり、内には疫病とききんがある。にいる者はつるぎに死に、にいる者はききんと疫病に滅ぼされる。

16 そのうちの、のがれる者は谷間のはとのように々に行って、おのおの皆そののために悲しむ。

17 とも弱くなり、両ひざとも水のように弱くなる。

18 彼らは荒布を身にまとい、恐れが彼らをおおい、すべてのには恥があらわれ、すべてのは髪をそり落す。

19 彼らはそのをちまたに捨て、その金はあくたのようになる。主の怒りのには金も彼らを救うことはできない。それらは彼らの飢えを満足させることができない、またその腹を満たすことができない。それは彼らの不義のつまずきであったからだ。

20 彼らはその美しい飾り物を高ぶりのために用い、またこれをもってその憎むべき偶像と忌むべき物を造った。それゆえわたしはこれを彼らに対して汚れたものとする。

21 わたしはこれを外人のに渡して奪わせ、地の悪人に渡してかすめさせる。彼らはこれを汚す。

22 わたしは彼らからをそむけて、彼らにわたしの聖所を汚させる。強盗がこれにはいって汚し、

23 また荒れ地とする。

24 わたしは国々のうちの悪い者どもを招いて、彼らのをかすめさせる。わたしは強い者の高ぶりをやめさせる。また彼らの聖所は汚される。

25 滅びが来るとき、彼らは平安を求めても得られない。

26 災に災が重なりきたり、知らせに知らせが相つぐ。その時、彼らは預言者に幻を求める。しかし律法は祭司のうちに絶え、計りごとは長老のうちに絶える。

27 王は悲しみ、つかさは望みを失い、その地の民のはおののきによってこわばる。わたしは彼らの行いに従って彼らをあつかい、そのさばきに従って彼らをさばく。そして彼らはわたしが主であることを知るようになる」。

エゼキエル書 8

1 第六年の五日にわたしがわたしのに座し、ユダ長老たちがわたしのに座していたとき、主なる神のがわたしの上に下った。

2 わたしは見ていると、見よ、人のような形があって、そのとみられる所から下はのように見え、から上は光る青銅のように輝いて見えた。

3 彼はのようなものを伸べて、わたしの髪の毛をつかんだ。そして霊がわたしを天と地の間に引きあげ、神の幻のうちにわたしをエルサレムに携えて行き、に向かった内庭のの入口に至らせた。そこには、ねたみをひき起すねたみの偶像があった。

4 見よ、そこに、わたしがかの平野で見た幻のようなイスラエルの神の栄光があらわれた。

5 時に彼はわたしに言われた、「人のよ、をあげての方をのぞめ」。そこでわたしがをあげての方をのぞむと、見よ、祭壇にあたって、その入口に、このねたみの偶像があった。

6 彼はまたわたしに言われた、「人のよ、あなたは彼らのしていること、すなわちイスラエルのがここでしている大いなる憎むべきことを見るか。これはわたしを聖所から遠ざけるものである。しかしあなたは、さらに大いなる憎むべきことを見るだろう」。

7 そして彼はわたしを庭の門に行かせた。わたしが見ると、見よ、壁に一つの穴があった。

8 彼はわたしに言われた、「人のよ、壁に穴をあけよ」。そこでわたしが壁に穴をあけると、見よ、一つの戸があった。

9 彼はわたしに言われた、「はいって、彼らがここでなす所の悪しき憎むべきことを見よ」。

10 そこでわたしがはいって見ると、もろもろの這うものと、憎むべき獣の形、およびイスラエルののもろもろの偶像が、まわりの壁に描いてあった。

11 またイスラエルの長老七十人が、そのに立っていた。シャパンのヤザニヤも、彼らの中に立っていた。おのおのに香炉を持ち、そしてその香の煙が雲のようにのぼった。

12 時に彼はわたしに言われた、「人のよ、イスラエルの長老たちが暗い所で行う事、すなわちおのおのその偶像の室で行う事を見るか。彼らは言う、『主はわれわれを見られない。主はこの地を捨てられた』と」。

13 またわたしに言われた、「あなたはさらに彼らがなす大いなる憎むべきことを見る」。

14 そして彼はわたしを連れて主のの入口に行った。見よ、そこに女たちがすわって、タンムズのために泣いていた。

15 その時、彼はわたしに言われた、「人のよ、あなたはこれを見たか。これよりもさらに大いなる憎むべきことを見るだろう」。

16 彼はまたわたしを連れて、主のの内庭にはいった。見よ、主の宮の入口に、廊と祭壇との間に二十五人ばかりの人が、主の宮にその背中を向け、を東に向け、東に向かって太陽を拝んでいた。

17 時に彼はわたしに言われた、「人のよ、あなたはこれを見たか。ユダにとって、彼らがここでしているこれらの憎むべきわざは軽いことであるか。彼らはこの地を暴虐で満たし、さらにわたしを怒らせる。見よ、彼らはそのに木の枝を置く。

18 それゆえ、わたしも憤って事を行う。わたしのは彼らを惜しみ見ず、またあわれまない。たとい彼らがわたしの耳に大声で呼ばわっても、わたしは彼らの言うことを聞かない」。