ステップ _9713

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士師記 20:12-48

12 イスラエルのもろもろの部族は人々をあまねくベニヤミンの部族のうちにつかわして言わせた、「あなたがたのうちに起ったこの事は、なんたる悪事でしょうか。

13 それで今ギベアにいるあの悪い人々をわたしなさい。われわれは彼らを殺して、イスラエルから悪を除き去りましょう」。しかしベニヤミンの人々はその兄弟であるイスラエルの人々の言葉を聞きいれなかった。

14 かえってベニヤミンの人々々からギベアに集まり、出てイスラエルの人々と戦おうとした。

15 その々から集まったベニヤミンの人々はつるぎを帯びている者二万六人あり、ほかにギベア住民で集まった精兵が七人あった。

16 このすべての民のうちに左ききの精兵が七人あって、いずれも一本の毛すじをねらってを投げても、はずれることがなかった。

17 イスラエルの人々の集まった者はベニヤミンを除いて、つるぎを帯びている者十万人あり、いずれも軍人であった。

18 イスラエルの人々は立ちあがってベテルにのぼり、に尋ねた、「われわれのうち、いずれがさきにのぼって、ベニヤミンの人々戦いましょうか」。主は言われた、「ユダがさきに」。

19 そこでイスラエルの人々は、起きて、ギベアに対し陣を取った。

20 すなわちイスラエルの人々はベニヤミンと戦うために出て行って、ギベアで彼らに対して戦いの備えをしたが、

21 ベニヤミンの人々ギベアから出てきて、そのイスラエルの人々のうち人を地に撃ち倒した。

22 しかしイスラエルの民の人々は奮いたって初めのに備えをした所にふたたび戦いの備えをした。

23 そしてイスラエルの人々は上って行って主のに夕暮まで泣き、主に尋ねた、「われわれは再びわれわれの兄弟であるベニヤミンの人々戦いを交えるべきでしょうか」。主は言われた、「攻めのぼれ」。

24 そこでイスラエルの人々は、次のまたベニヤミンの人々の所に攻めよせたが、

25 ベニヤミンは次のまたギベアから出て、これを迎え、ふたたびイスラエルの人々のうち一万八人を地に撃ち倒した。これらは皆つるぎを帯びている者であった。

26 これがためにイスラエルのすべての人々すなわち全軍はベテルに上って行って泣き、その所で主のに座して、その夕暮まで断食し、燔祭と酬恩祭を主のにささげた。

27 そしてイスラエルの人々は主に尋ね、――そのころ神の契約の箱はそこにあって、

28 アロンエレアザルであるピネハスが、それに仕えていた――そして言った、「われわれはなおふたたび出て、われわれの兄弟であるベニヤミンの人々と戦うべきでしょうか。あるいはやめるべきでしょうか」。主は言われた、「のぼれ。わたしはあす彼らをあなたがたのにわたすであろう」。

29 そこでイスラエルギベアの周囲に伏兵を置き、

30 そしてイスラエルの人々は三目にまたベニヤミンの人々のところに攻めのぼり、前のようにギベアに対して備えをした。

31 ベニヤミンの人々は出て、民を迎えたが、ついにからおびき出されたので、彼らは前のように大路で民を撃ちはじめ、また野でイスラエルの人を三十人ばかり殺した。その大路は、一つはベテルに至り、一つはギベアに至るものであった。

32 ベニヤミンの人々は言った、「彼らは初めのように、われわれのに撃ち破られる」。しかしイスラエルの人々は言った、「われわれは逃げて、彼らをから大路におびき出そう」。

33 そしてイスラエルの人々は皆その所から立ってバアル・タマルに備えをした。その間に待ち伏せていたイスラエルの人々がその所から、すなわちゲバの西から現れ出た。

34 すなわちイスラエルの全軍のうちから精兵一万人がきて、ギベアを襲い、その戦いは激しかった。しかしベニヤミンの人々は災の自分たちに迫っているのを知らなかった。

35 主がイスラエルのベニヤミンを撃ち敗られたので、イスラエルの人々は、そのベニヤミンびと二万五人を殺した。これらは皆つるぎを帯びている者であった。

36 こうしてベニヤミンの人々は自分たちの撃ち敗られたのを見た。

37 伏兵は急いでギベアに突き入り、進んでつるぎをもってをことごとく撃った。

38 イスラエルの人々と伏兵の間に定めた合図は、から大いなるのろしがあがるとき、

39 イスラエルの人々が戦いに転じることであった。さてベニヤミンは初めイスラエルの人々を撃って三十人ばかりを殺したので言った、「まことに彼らは最初戦いのようにわれわれのに撃ち敗られる」。

40 しかし、のろしが煙の柱となってからのぼりはじめたので、ベニヤミンの人々がうしろを見ると、はみな煙となって天にのぼっていた。

41 その時イスラエルの人々が向きを変えたので、ベニヤミンの人々は災が自分たちに迫ったのを見て、うろたえ、

42 イスラエルの人々のから身をめぐらして荒野の方に向かったが、戦いが彼らに追い迫り、から出てきた者どもは、彼らを中にはさんで殺した。

43 すなわちイスラエルの人々はベニヤミンの人々を切り倒し、追い撃ち、踏みにじって、ノハから東の方ギベアの向かいにまで及んだ。

44 ベニヤミン倒れた者は一万八人で、みな勇士であった。

45 彼らは身をめぐらして荒野の方、リンモンのまで逃げたが、イスラエルの人々は大路でそのうち五千人を切り倒し、なおも追撃してギドムに至り、そのうちの二人を殺した。

46 こうしてそのベニヤミン倒れた者はつるぎを帯びている者合わせて二万五千人で、みな勇士であった。

47 しかし人の者は身をめぐらして荒野の方、リンモンのまで逃げて、月の間リンモンのに住んだ。

48 そこでイスラエルの人々はまた身をかえしてベニヤミンの人々を攻め、つるぎをもって人も獣もすべて見つけたものを撃ち殺し、また見つけたすべてのをかけた。

士師記 21

1 かつてイスラエルの人々はミヅパで、「われわれのうちひとりもそのベニヤミンびとのとして与える者があってはならない」と言って誓ったので、

2 民はベテルに行って、そこで夕暮まで神のに座し、声をあげて激しく泣いて、

3 言った、「イスラエルの、主よ、どうしてイスラエルにこのような事が起って、今イスラエルに一つの部族が欠けるようになったのですか」。

4 翌日、民は早く起きて、そこに祭壇を築き、燔祭と酬恩祭をささげた。

5 そしてイスラエルの人々は言った、「イスラエルのすべての部族のうちで集会に上って、主のもとに行かなかった者はだれか」。これは彼らがミヅパにのぼって、主のもとに行かない者のことについて大いなる誓いを立てて、「その人は必ず殺されなければならない」と言ったからである。

6 しかしイスラエルの人々は兄弟ベニヤミンをあわれんで言った、「今イスラエルに一つの部族が絶えた。

7 われわれは主をさして、われわれのを彼らにとして与えないと誓ったので、かの残った者どもにをめとらせるにはどうしたらよいであろうか」。

8 彼らはまた言った、「イスラエルの部族のうちで、ミヅパにのぼって主のもとに行かなかったのはどの部族か」。ところがヤベシ・ギレアデからはひとりも陣営にきて集会に臨んだ者がなかった。

9 すなわち民を集めて見ると、ヤベシ・ギレアデの住民はひとりもそこにいなかった。

10 そこで会衆は勇士一万二人をかしこにつかわし、これに命じて言った、「ヤベシ・ギレアデに行って、その住民を、女、供もろともつるぎをもって撃て。

11 そしてこのようにしなければならない。すなわち男および男と寝た女はことごとく滅ぼさなければならない」。

12 こうして彼らはヤベシ・ギレアデの住民のうちで人の若い処女を獲た。これはまだ男と寝たことがなく、男を知らない者である。彼らはこれをカナンの地にあるシロの陣営に連れてきた。

13 そこで全会衆は人をつかわして、リンモンのにおるベニヤミンの人々に平和を告げた。

14 ベニヤミンの人々がその時、帰ってきたので、彼らはヤベシ・ギレアデの女のうちから生かしておいた女をこれに与えたが、なお足りなかった。

15 こうして民は、主がイスラエルの部族のうちに欠陥をつくられたことのために、ベニヤミンをあわれんだ。

16 会衆の長老たちは言った、「ベニヤミンの女が絶えたので、かの残りの者どもにをめとらせるにはどうしたらよいでしょうか」。

17 彼らはまた言った、「イスラエルから一つの部族が消えうせないためにベニヤミンのうちの残りの者どもに、あとつぎがなければならない。

18 しかし、われわれのを彼らの与えることはできない。イスラエルの人々が『ベニヤミン与える者はのろわれる』と言って誓ったからである」。

19 それで彼らは言った、「年々シロに主の祭がある」。シロベテルにあって、ベテルからシケムにのぼる大路の東、レバナのにある。

20 そして彼らはベニヤミンの人々に命じて言った、「あなたがたは行って、ぶどう畑に待ち伏せして、

21 うかがいなさい。もしシロ娘たちが踊りを踊りに出てきたならば、ぶどう畑から出て、シロ娘たちのうちから、めいめい自分のをとって、ベニヤミンの地に連れて行きなさい。

22 もしその父あるいは兄弟がきて、われわれに訴えるならば、われわれは彼らに、『われわれのために彼らをゆるしてください。戦争のときにわれわれは、彼らおのおのにをとってやらなかったし、またあなたがたも彼らに与えなかったからです。もし与えたならば、あなたがたは罪を犯したことになるからでした』と言いましょう」。

23 ベニヤミンの人々はそのように行い、踊っている者どものうちから自分たちの数にしたがってを取り、それを連れて領地に帰り、々を建てなおして、そこに住んだ。

24 こうしてイスラエルの人々は、その時そこを去って、おのおのその部族および氏族に帰った。すなわちそこを立って、おのおのその嗣業の地に帰った。

25 そのころ、イスラエルには王がなかったので、おのおの自分のに正しいと見るところをおこなった。