ステップ _9713

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エレミヤ書 37

1 ヨシヤのゼデキヤはエホヤキムコニヤに代って王となった。バビロンの王ネブカデレザルが彼をユダの地の王としたのである。

2 彼もその家来たちも、その地の人々も、主が預言者エレミヤによってられた言葉に聞き従わなかった。

3 ゼデキヤ王はセレミヤのユカルと、マアセヤの祭司ゼパニヤを預言者エレミヤにつかわして、「われわれのために、われわれの、主に祈ってください」と言わせた。

4 エレミヤは民の中に出入りしていた。まだ獄屋に入れられなかったからである。

5 パロの勢がエジプトから出て来たので、エルサレムを攻め囲んでいたカルデヤびとはその情報を聞いてエルサレムを退いた。

6 その時、主の言葉預言者エレミヤに臨んだ、

7 イスラエルの、主はこう言われる、あなたがたをつかわしてわたしに求めたユダの王にこう言いなさい、『あなたがたを救うために出てきたパロの勢はそのエジプトに帰ろうとしている。

8 カルデヤびとが再び来てこのを攻めて戦い、これを取ってで焼き滅ぼす。

9 主はこう言われる、あなたがたは、「カルデヤびとはきっとわれわれを離れ去る」といって自分を欺いてはならない。彼らは去ることはない。

10 たといあなたがたが自分を攻めて戦うカルデヤびとの全を撃ち破って、その天幕のうちに負傷者のみを残しても、彼らは立ち上がってでこのを焼き滅ぼす』」。

11 さてカルデヤびと勢がパロの勢の来るのを聞いてエルサレムを退いたとき、

12 エレミヤは、ベニヤミンの地で民のうちに自分の分け前を受け取るため、エルサレムを立ってその地へ行こうと、

13 ベニヤミンに着いたとき、そこにハナニヤのセレミヤのでイリヤという名の番兵がいて、預言者エレミヤを捕え、「あなたはカルデヤびとの側に脱走しようとしている」と言った。

14 エレミヤは言った、「それはまちがいだ。わたしはカルデヤびとの側に脱走しようとしていない」。しかしイリヤは聞かず、エレミヤを捕えて、つかさたちのもとへ引いて行った。

15 つかさたちは怒って、エレミヤを打ちたたき、書記ヨナタンの獄屋にいれた。このが獄屋になっていたからである。

16 エレミヤが地下の獄屋にはいって、そこに多くのを送ってのち、

17 ゼデキヤ王は人をつかわし、彼を連れてこさせた。王は自分のでひそかに彼に尋ねて言った、「主から何かお言葉があったか」。エレミヤはあったと答えた。そして言った、「あなたはバビロンの王のに引き渡されます」。

18 エレミヤはまたゼデキヤ王に言った、「わたしが獄屋にいれられたのは、あなたに、またはあなたの来に、あるいはこの民に、どのような罪を犯したからなのですか。

19 あなたがたに預言して、『バビロンの王はあなたがたをも、この地をも攻めにこない』と言っていたあなたがたの預言者は今どこにいるのですか。

20 王なるわが君よ、どうぞ今お聞きください。わたしの願いをお聞きとどけください。わたしを書記ヨナタンへ帰らせないでください。そうでないと、わたしはそこで殺されるでしょう」。

21 そこでゼデキヤ王は命を下し、エレミヤを監視の庭に入れさせ、かつ、パンを造る者のから毎日パン一個を彼に与えさせた。これはパンがなくなるまで続いた。こうしてエレミヤは監視の庭にいた。

エレミヤ書 38

1 マッタンのシパテヤ、パシュルのゲダリヤ、セレミヤのユカル、マルキヤのパシュルはエレミヤがすべての民に告げていたその言葉聞いた

2 彼は言った、「主はこう言われる、このにとどまる者は、つるぎや、ききんや、疫病死ぬ。しかし出てカルデヤびとにくだる者は死を免れる。すなわちその命を自分のぶんどり物として生きることができる。

3 主はこう言われる、このは必ずバビロンの王の勢のに渡される。彼はこれを取る」。

4 すると、つかさたちは王に言った、「この人を殺してください。このような言葉をのべて、このに残っている兵士のと、すべての民のを弱くしているからです。この人は民の安泰を求めないで、その災を求めているのです」。

5 ゼデキヤ王は言った、「見よ、彼はあなたがたのにある。王はあなたがたに逆らって何事をもなし得ない」。

6 そこで彼らはエレミヤを捕え、監視の庭にある王マルキヤのに投げ入れた。すなわち、綱をもってエレミヤをつり降ろしたが、そのには水がなく、泥だけであったので、エレミヤは泥の中に沈んだ

7 王のの宦官エチオピヤびとエベデメレクは、彼らがエレミヤに投げ入れたことを聞いた。その時、王はベニヤミンに座していたので、

8 エベデメレクは王のから出て行って王に言った、

9 「王なるわが君よ、この人々が預言者エレミヤにしたことはみな良いことではありません。彼をに投げ入れました。食物がなくなりましたから、彼はそこで餓死するでしょう」。

10 王はエチオピヤびとエベデメレクに命じて言った、「ここから三人のひとを連れて行って、預言者エレミヤを、死なないうちにから引き上げなさい」。

11 そこでエベデメレクはその人々を連れて王のの倉の衣服室に行き、そこから古い布切れや、着ふるした着物を取り、これをの中にいるエレミヤのところへ、綱をもってつり降ろした。

12 そしてエチオピヤびとエベデメレクは、「この布切れや着物を、あなたのわきの下にはさんで、綱に当てなさい」とエレミヤに言った。エレミヤはそのようにした。

13 すると彼らは綱をもってエレミヤから引き上げた。そしてエレミヤは監視の庭にとどまった。

14 ゼデキヤ王は人をつかわして預言者エレミヤを主の宮の第三の門に連れてこさせ、王はエレミヤに言った、「あなたに尋ねたいことがある。何事もわたしに隠してはならない」。

15 エレミヤはゼデキヤに言った、「もしわたしがお話するなら、あなたは必ずわたしを殺されるではありませんか。たといわたしが忠告をしても、あなたはお聞きにならないでしょう」。

16 その時ゼデキヤ王は、ひそかにエレミヤに誓って言った、「われわれのを造られた主は生きておられる。わたしはあなたを殺さない、またあなたの命を求める者のに、あなたを渡すこともしない」。

17 そこでエレミヤはゼデキヤに言った、「万イスラエルの、主はこう仰せられる、もしあなたがバビロンの王のつかさたちに降伏するならば、あなたの命は助かり、またこので焼かれることなく、あなたも、あなたのの者も生きながらえることができる。

18 しかし、もしあなたが出てバビロンの王のつかさたちに降伏しないならば、このカルデヤびとに渡される。彼らはでこれを焼く。あなたはそのをのがれることができない」。

19 ゼデキヤ王はエレミヤに言った、「わたしはカルデヤびとに脱走したユダヤ人を恐れている。カルデヤびとはわたしを彼らのに渡し、彼らはわたしをはずかしめる」。

20 エレミヤは言った、「彼らはあなたを渡さないでしょう。どうか、わたしがあなたに告げた主の声に聞き従ってください。そうすれば幸を得、また命が助かります。

21 しかし降伏することを拒むならば、主がわたしに示された幻を申しましょう。

22 すなわち、ユダの王のに残っている女たちは、みなバビロンの王のつかさたちの所へ引いて行かれます。その女たちは言うのです、『あなたの親しい友だちがあなたを欺いた、そしてあなたに勝った。今あなたのは泥に沈んでいるので、彼らはあなたを捨てて去る』。

23 あなたのたちと供たちは皆カルデヤびとの所へひき出される。あなた自身もそのをのがれることができず、バビロンの王に捕えられる。そしてこので焼かれるでしょう」。

24 ゼデキヤはエレミヤに言った、「これらの言葉を人に知らせてはならない。そうすればあなたは殺されることはない。

25 わたしがあなたと話をしたことを、つかさたちが聞いて、彼らがあなたの所に来て、『あなたが王に話したこと、王があなたに話したことをわれわれに告げなさい。何事も隠してはならない。われわれはあなたを殺しはしない』と言うならば、

26 あなたは彼らに、『わたしは王に願って、わたしをヨナタンに送り返さず、そこで死ぬことのないようにしてくださいと言った』と答えなさい」。

27 さて、つかさたちは皆エレミヤのところへ来て尋ねたが、王が彼に教えたように彼らに答えたので、彼らは彼と話すことをやめた。その会話を聞いた者がなかったからである。

28 エレミヤエルサレムの取られるまで監視の庭にとどまっていた。

エレミヤ書 39

1 ユダの王ゼデキヤの九年十バビロンの王ネブカデレザルはその全を率い、エルサレム来てこれを攻め囲んだが、

2 ゼデキヤの十一年九日になっての一角が破れた。

3 エルサレムが取られたので、バビロンの王のつかさたち、すなわちネルガル・シャレゼル、サムガル・ネボ、ラブサリスのサルセキム、ラブマグのネルガル・シャレゼルおよびバビロンの王のその他のつかさたちは皆ともに来て中のに座した。

4 ユダの王ゼデキヤとすべての兵士たちはこれを見て逃げ、のうちに、王の庭園の道を通って、二つの城壁の間のからを出て、アラバの方へ行ったが、

5 カルデヤびと勢はこれを追って、エリコの平地でゼデキヤに追いつき、これを捕えて、ハマテの地リブラにいるバビロンの王ネブカデレザルのもとに引いて行ったので、王はそこで彼の罪をさだめた。

6 バビロンの王はリブラで、ゼデキヤの子たちを彼のの前で殺した。バビロンの王はまたユダのすべての貴族たちを殺した。

7 王はまたゼデキヤのをつぶさせ、彼をバビロンに引いて行くために、鎖につないだ。

8 またカルデヤびとは王宮と民で焼き、エルサレムの城壁を破壊した。

9 そして侍衛の長ネブザラダンはのうちに残っている民と、自分に降伏した者、およびその他の残っている民をバビロンに捕え移した。

10 しかし侍衛の長ネブザラダンは、民の貧しい無産者をユダの地に残し、同時にぶどう畑と田地をこれに与えた。

11 さてバビロンの王ネブカデレザルはエレミヤの事について侍衛の長ネブザラダンに命じて言った、

12 「彼をとり、よく世話をせよ。を加えることなく、彼があなたに言うようにしてやりなさい」。

13 そこで侍衛の長ネブザラダン、ラブサリスのネブシャズバン、ラブマグのネルガル・シャレゼル、およびバビロンの王のつかさたちは、

14 人をつかわして、エレミヤを監視の庭から連れてこさせ、シャパンのアヒカムのであるゲダリヤに託して、につれて行かせた。こうして彼は民のうちにいた。

15 エレミヤが監視の庭に閉じこめられていた時、主の言葉が彼に臨んだ、

16 「行って、エチオピヤびとエベデメレクに告げなさい、『万の主、イスラエルのはこう言われる、わたしの言った災をわたしはこのに下す、幸をこれに下すのではない。その、この事があなたの目ので成就する。

17 主は言われる、そのわたしはあなたを救う。あなたは自分の恐れている人々のに渡されることはない。

18 わたしが必ずあなたを救い、つるぎに倒れることのないようにするからである。あなたの命はあなたのぶんどり物となる。あなたがわたしに寄り頼んだからであると主は言われる』」。

エレミヤ書 40

1 侍衛の長ネブザラダンは、バビロンに移されるエルサレムユダの人々のうちにエレミヤを鎖につないでおいて、これを捕えて行ったが、ついにラマで彼を釈放した。その、主の言葉エレミヤに臨んだ。

2 侍衛の長はエレミヤを召して彼に言った、「あなたの、主はこの所にこの災を下すと告げ示された。

3 主はこれを下し、自ら言われたとおりに行われた。あなたがたが主に対して罪を犯し、み声に従わなかったから、この事があなたがたの上に臨んだのだ。

4 見よ、わたしはきょう、あなたのの鎖を解いてあなたを釈放する。もしあなたがわたしと一緒にバビロンへ行くのが良いと思われるなら、おいでなさい。わたしは、じゅうぶんあなたの世話をします。もしあなたがわたしと一緒にバビロンには行きたくないなら、行かなくてもよろしい。見よ、この地はみなあなたのにあります、あなたが良いと思い、正しいと思う所に行きなさい。

5 あなたがとどまるならば、バビロンの王がユダ々の総督として立てたシャパンのアヒカムのであるゲダリヤの所へ帰り、彼と共に民のうちに住みなさい。あるいはまたあなたが正しいと思う所へ行きなさい」。こうして侍衛の長は彼に糧食と贈り物を与えて去らせた。

6 そこでエレミヤはミヅパへ行き、アヒカムのゲダリヤの所へ行って、彼と共にその地に残っている民のうちに住んだ。

7 さて野外にいた勢の長たちと、その配下の人々は、バビロンの王がアヒカムのゲダリヤを立てて、その地の総督とし、男、女、供、およびのうちのバビロンに移されない貧しい者を彼に委託した事を聞いたので、

8 ネタニヤのイシマエルと、カレヤのヨハナンおよびタンホメテのセラヤと、ネトパびとであるエパイのたちと、マアカびとのヤザニヤおよびその配下の人々は、ミヅパにいるゲダリヤのもとへ行った。

9 シャパンのであるアヒカムのゲダリヤは、彼らとその配下の人々に誓って言った、「カルデヤびとに仕えることを恐れるに及ばない。この地に住んでバビロンの王に仕えるならば、あなたがたは幸福になる。

10 わたしはミヅパにいて、われわれの所に来るカルデヤびとに、あなたがたのために立ちましょう。あなたがたは、ぶどう酒や夏のくだもの、を集めて、それを器にたくわえ、あなたがたの獲た々に住みなさい」。

11 同じように、モアブアンモンびとのうち、またエドムおよび他の国々にいるユダヤ人は、バビロンの王がユダに人を残したことと、シャパンのであるアヒカムのゲダリヤを立ててその総督としたこととを聞いた

12 そこでそのユダヤ人らはみなその追いやられたもろもろの所から帰ってきて、ユダの地のミヅパにいるゲダリヤのもとにきた。そして多くのぶどう酒と夏のくだものを集めた。

13 またカレヤのヨハナンと、野外にいた勢の長たちはみなミヅパにいるゲダリヤのもとにきて、

14 彼に言った、「アンモンびとの王バアリスがあなたを殺すためにネタニヤのイシマエルをつかわしたことを知っていますか」。しかしアヒカムのゲダリヤは彼らの言うことを信じなかったので、

15 カレヤのヨハナンはミヅパでひそかにゲダリヤに言った、「わたしが行って、人に知れないように、ネタニヤのイシマエルを殺しましょう。どうして彼があなたを殺して、あなたの周囲に集まっているユダヤ人を散らし、ユダの残った者を滅ぼしてよいでしょう」。

16 しかしアヒカムのゲダリヤはカレヤのヨハナンに言った、「この事をしてはならない。あなたはイシマエルについて偽りを言っているのです」。

エレミヤ書 41:1-10

1 月のころ、王家のもので、エリシャマのネタニヤのであり、また王の高官のひとりであるイシマエルは、王の人のつかさたちと共にミヅパにいたアヒカムのゲダリヤのもとにきて、ミヅパで食を共にしたが、

2 ネタニヤのイシマエルおよび共にいた人の者は立ち上がって、バビロンの王がこの地の総督としたシャパンのアヒカムのであるゲダリヤを刀で殺し、

3 イシマエルはまたミヅパでゲダリヤと共にいたすべてのユダヤ人と、たまたまそこにいたカルデヤびとの兵士たちを殺した。

4 ゲダリヤが殺された次の、まだだれもその事を知らないうちに、

5 八十人の人々がそのひげをそり、衣服をさき、身に傷をつけ、には素祭のささげ物と香を携え、シケムシロ、サマリヤからきて、主の宮にささげようとした。

6 ネタニヤのイシマエルはミヅパから泣きながら出てきて彼らを迎え、彼らに会って、「アヒカムのゲダリヤのもとにおいでなさい」と言った。

7 そして彼らがの中にはいったとき、ネタニヤのイシマエルは自分と一緒にいた人々と共に彼らを殺して、その死体をに投げ入れた。

8 しかしそのうちの人はイシマエルに向かい、「わたしたちは小麦、大麦、、および蜜を隠しています、わたしたちを殺さないでください」と言ったので、彼らをその仲間と共に殺さないでしまった。

9 イシマエルが自分の殺した人々の死体を投げ入れたは、アサ王がイスラエルの王バアシャを恐れて掘ったであった。ネタニヤのイシマエルは殺した人々をこれに満たした。

10 次いでイシマエルはミヅパに残っているすべての民、すなわち王の娘たちと侍衛の長ネブザラダンがアヒカムのゲダリヤに託したミヅパに残っているすべての民とを捕虜とした。ネタニヤのイシマエルは彼らを捕虜とし、アンモンびとのもとに渡り行こうとして立ち去った。