ステップ _9713

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ヨブ記 20:12-29

12 たとい悪は彼のに甘く、これを舌の裏にかくし、

13 これを惜しんで捨てることなく、口の中に含んでいても、

14 その食物は彼の腹の中で変り、彼の内で毒蛇の毒となる。

15 彼は貨財をのんでも、またそれを吐き出す、神がそれを彼のから押し出されるからだ。

16 彼は毒蛇の毒を吸い、まむしの舌は彼を殺すであろう。

17 彼は蜜と凝乳の流れる々を見ることができない。

18 彼はほねおって獲たものを返して、それを食うことができない。その商いによって得た利益をもって楽しむことができない。

19 彼が貧しい者をしえたげ、これを捨てたからだ。彼はを奪い取っても、それを建てることができない。

20 彼の欲張りは足ることを知らぬゆえ、その楽しむ何物をも救うことができないであろう。

21 彼が残して食べなかった物とては一つもない。それゆえ、その繁栄はながく続かないであろう。

22 その力の満ちている時、彼は窮境に陥り、悩みのがことごとく彼の上に臨むであろう。

23 彼がそのを満たそうとすれば、神はその激しい怒りを送って、それを彼の上に降り注ぎ、彼の食物とされる。

24 彼はの武器を免れても、青銅の矢は彼を射通すであろう。

25 彼がこれをその身から引き抜けば、きらめく矢じりがその肝から出てきて、恐れが彼の上に臨む。

26 もろもろの暗黒が彼の宝物のためにたくわえられ、人が吹き起したものでないが彼を焼きつくし、その天幕に残っている者を滅ぼすであろう。

27 天は彼のをあらわし、地は起って彼を攻めるであろう。

28 そのの財産は奪い去られ、神の怒りに消えうせるであろう。

29 これが悪しき人のから受ける分、によって定められた嗣業である」。

ヨブ記 21

1 そこでヨブは答えて言った、

2 「あなたがたはとくと、わたしの言葉を聞き、これをもって、あなたがたの慰めとするがよい。

3 まずわたしをゆるして語らせなさい。わたしが語ったのち、あざけるのもよかろう。

4 わたしのつぶやきは人に対してであろうか。わたしはどうして、いらだたないでいられようか。

5 あなたがたはわたしを見て、驚き、にあてるがよい。

6 わたしはこれを思うと恐ろしくなって、からだがしきりに震えわななく。

7 なにゆえ悪しき人が生きながらえ、老齢に達し、かつ力強くなるのか。

8 その子らは彼らのに堅く立ち、その子孫もそのに堅く立つ。

9 そのは安らかで、恐れがなく、神のつえは彼らの上に臨むことがない。

10 その雄牛は種を与えて、誤ることなく、その雌牛は子を産んで、そこなうことがない。

11 彼らはその小さい者どもを群れのように連れ出し、その子らは舞い踊る。

12 彼らは手鼓と琴に合わせて歌い、笛の音によって楽しみ、

13 そのをさいわいに過ごし、安らかに陰府にくだる。

14 彼らは神に言う、『われわれを離れよ、われわれはあなたの道を知ることを好まない。

15 全能者は何者なので、われわれはこれに仕えねばならないのか。われわれはこれに祈っても、なんの益があるか』と。

16 見よ、彼らの繁栄は彼らのにあるではないか。悪人の計りごとは、わたしの遠く及ぶ所でない。

17 悪人のともしびの消されること、幾たびあるか。その災の彼らの上に臨むこと、神がその怒りをもって苦しみを与えられること、幾たびあるか。

18 彼らがのわらのようになること、あらしに吹き去られるもみがらのようになること、幾たびあるか。

19 あなたがたは言う、『神は彼らの罪を積みたくわえて、そのらに報いられるのだ』と。どうかそれを彼ら自身に報いて、彼らにその罪を知らせられるように。

20 すなわち彼ら自身のにその滅びを見させ、全能者の怒りを彼らに飲ませられるように。

21 その月の数のつきるとき、彼らはそのになんのかかわる所があろうか。

22 神は天にある者たちをさえ、さばかれるのに、だれが神に知識を教えることができようか。

23 ある者は繁栄をきわめ、全く安らかに、かつおだやかに死に、

24 そのからだには脂肪が満ち、そのの髄は潤っている。

25 ある者は心を苦しめて死に、なんの幸をも味わうことがない。

26 彼らはひとしくちりに伏し、うじにおおわれる。

27 見よ、わたしはあなたがたの思いを知り、わたしを害しようとするたくらみを知る。

28 あなたがたは言う、『王侯のはどこにあるか、悪人の住む天幕はどこにあるか』と。

29 あなたがたは道行く人々に問わなかったか、彼らの証言を受け入れないのか。

30 すなわち、災のに悪人は免れ、激しい怒りのに彼は救い出される。

31 だれが彼に向かって、その道を告げ知らせる者があるか、だれが彼のした事を彼に報いる者があるか。

32 彼はかかれて墓に行き、塚の上で見張りされ、

33 谷の土くれも彼には快く、すべての人はそのあとに従う。彼のに行った者も数えきれない。

34 それで、あなたがたはどうしてむなしい事をもって、わたしを慰めようとするのか。あなたがたの答は偽り以外の何ものでもない」。

ヨブ記 22

1 そこでテマンびとエリパズは答えて言った、

2 「人は神を益することができるであろうか。賢い人も、ただ自身を益するのみである。

3 あなたが正しくても、全能者になんの喜びがあろう。あなたが自分の道を全うしても、彼になんの利益があろう。

4 神はあなたが神を恐れることのゆえに、あなたを責め、あなたをさばかれるであろうか。

5 あなたの悪は大きいではないか。あなたのは、はてしがない。

6 あなたはゆえなく兄弟のものを質にとり、な者の着物をはぎ取り、

7 疲れた者に水を飲ませず、飢えた者に食物を与えなかった。

8 力ある人は土地を得、名ある人はそのうちに住んだ。

9 あなたは、やもめをむなしく去らせた。みなしごの腕は折られた。

10 それゆえ、わなはあなたをめぐり、恐怖は、にわかにあなたを驚かす。

11 あなたの光は暗くされ、あなたは見ることができない。大水はあなたをおおうであろう。

12 神は天に高くおられるではないか。見よ、いと高き星を。いかに高いことよ。

13 それであなたは言う、『神は何を知っておられるか。彼は黒雲を通して、さばくことができるのか。

14 濃い雲が彼をおおい隠すと、彼は見ることができない。彼は天の大を歩まれるのだ』と。

15 あなたは悪しき人々が踏んだいにしえのを守ろうとするのか。

16 彼らは時がこないうちに取り去られ、その基は川のように押し流された。

17 彼らは神に言った、『われわれを離れてください』と、また『全能者はわれわれに何をなしえようか』と。

18 しかし神は彼らの良い物で満たされた。ただし悪人の計りごとはわたしのくみする所ではない。

19 正しい者はこれを見て喜び、罪なき者は彼らをあざ笑って言う、

20 『まことにわれわれのあだは滅ぼされ、その残した物はで焼き滅ぼされた』と。

21 あなたは神と和らいで、平安を得るがよい。そうすれば幸福があなたに来るでしょう。

22 どうか、彼のから教を受け、その言葉をあなたの心におさめるように。

23 あなたがもし全能者に立ち返って、おのれを低くし、あなたの天幕から不義を除き去り、

24 こがねをちりの中に置き、オフルのこがねを谷川の石の中に置き、

25 全能者があなたのこがねとなり、あなたの貴重なしろがねとなるならば、

26 その時、あなたは全能者を喜び、神に向かってをあげることができる。

27 あなたが彼に祈るならば、彼はあなたに聞かれる。そしてあなたは自分の誓いを果す。

28 あなたが事をなそうと定めるならば、あなたはその事を成就し、あなたの道にはが輝く。

29 彼は高ぶる者を低くされるが、へりくだる者を救われるからだ。

30 彼は罪のない者を救われる。あなたはその手の潔いことによって、救われるであろう」。

ヨブ記 23

1 そこでヨブは答えて言った、

2 「きょうもまた、わたしのつぶやきは激しく、彼のはわたしの嘆きにかかわらず、重い。

3 どうか、彼を尋ねてどこで会えるかを知り、そのみ座に至ることができるように。

4 わたしは彼のにわたしの訴えをならべ、をきわめて論議するであろう。

5 わたしは、わたしに答えられるみ言葉を知り、わたしに言われる所を悟ろう。

6 彼は大いなる力をもって、わたしと争われるであろうか、いな、かえってわたしを顧みられるであろう。

7 かしこでは正しい人は彼と言い争うことができる。そうすれば、わたしはわたしをさばく者から永久に救われるであろう。

8 見よ、わたしが進んでも、彼を見ない。退いても、彼を認めることができない。

9 左の方に尋ねても、会うことができない。右の方に向かっても、見ることができない。

10 しかし彼はわたしの歩む道を知っておられる。彼がわたしを試みられるとき、わたしは金のように出て来るであろう。

11 わたしのは彼の歩みに堅く従った。わたしは彼の道を守って離れなかった。

12 わたしは彼のくちびるの命令にそむかず、そのの言葉をわたしの胸にたくわえた。

13 しかし彼は変ることはない。だれが彼をひるがえすことができようか。彼はその心の欲するところを行われるのだ。

14 彼はわたしのために定めた事をなし遂げられる。そしてこのような事が多く彼の心にある。

15 それゆえ、わたしは彼のにおののく。わたしは考えるとき、彼を恐れる。

16 神はわたしのを弱くされた。全能者はわたしを恐れさせられた。

17 わたしは、やみによって閉じこめられ、暗黒がわたしのをおおっている。

ヨブ記 24:1-12

1 なにゆえ、全能者はさばきの時を定めておかれないのか。なにゆえ、彼を知る者がそのを見ないのか。

2 世には地境を移す者、群れを奪ってそれを飼う者、

3 みなしごのろばを追いやる者、やもめの牛を質に取る者、

4 貧しい者を道から押しのける者がある。世の弱い者は皆彼らをさけて身をかくす。

5 見よ、彼らは荒野におる野ろばのように出て働き、野で獲物を求めて、その子らの食物とする。

6 彼らはでそのまぐさを刈り、また悪人ぶどう畑で拾い集める。

7 彼らは着る物がなく、で夜を過ごし、寒さに身をおおうべき物もない。

8 彼らはの雨にぬれ、しのぎ場もなくにすがる。

9 (みなしごをその母のふところから奪い、貧しい者の幼な子を質にとる者がある。)

10 彼らは着る物がなく、で歩き、飢えつつ麦を運び、

11 悪人のオリブ並み木の中で油をしぼり、酒ぶねを踏んでも、かわきを覚える。

12 の中から死のうめきが起り、傷ついた者のが助けを呼び求める。しかし神は彼らの祈を顧みられない。